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よくわかる微分積分概論演習
本書は,教科書「よくわかる微分積分概論」の演習書である.
現在,大学の初年級の学生に対する微分積分の教科書が数多く出版されているが,それらの教科書の問や章末の演習問題には,ほとんど略解しかつけられていない.
このような状況で,著者三人は,長年にわたる大学での微分積分の講議経験を踏まえ,さらに,教科書の問と章末の演習問題の詳しい解答を求める最近の多くの学生の声を十分に取り入れて,この演習書を執筆することにした.
この演習書では,教科書「よくわかる微分積分概論」の定義・定理・例はその結果のみを簡潔に記載するにとどめ,問と章末の演習問題について詳細な解答を与えている.教科書で定義・定理などについて理解し,さらに,この演習書で問題演習をすることにより,教科書の内容,すなわち,大学における1,2年次の基礎教育科目の微分積分学の内容を確実に会得できると期待される.
執筆にあたっては,2006年4月に大学に入学する学生の高校新教育課程による高校数学の教科内容をも検討した上で,多様な学力の学生に対して,誰でも大学における1変数関数と多変数関数の微分と積分をやさしく会得できるように留意した. -
よくわかる微分積分概論
現在、大学の初年級の学生に対する微分積分の教科書が数多く出版されている。
このような状況で敢えて本書を出版するにあたり、著者三人は、長年にわたる大学での初年級の微分積分の講義経験を踏まえ、解り易さと学生の陥りやすい間違いの是正に特に注意を払って執筆した。
また、高校新教育課程の内容をも検討し、新課程の数学IIまでしか履修していない学生であっても大学の微分積分をやさしく会得できるように留意した。また、多変数関数や空間図形が苦手な学生のために、図をなるべく多く使用した。
さらに、教科書の問題の解答を求める学生の声も取り入れて、本書の間と演習問題の解答をまとめた演習書を別途執筆した。この演習書を併用することにより、本書の内容を確実に会得できると期待される。 -
グラフ理論入門
グラフ理論は、今日では計算機科学だけでなく、電気・電子工学、経営工学等の基礎理論として欠くことのできない重要な概念であり、各分野への広汎な応用がなされている。
本書は、大変長い間好評を得ている「グラフ理論」原書第4版の翻訳で、きわめてわかりやすく説明された入門的教科書である。数学的予備知識を仮定せずに簡明に書かれているので、大学初年級学生でも十分読み進むことができる。
また、いままでの版に比べて、この第4版では全体を通して加筆訂正がなされており、用語も現在通用しているものに変更されている。さらに、多くの演習問題を載せ、その一部には解答も付いている。 -
情報の基礎離散数学
本書は、理工系・文系を問わず、情報の専門の学部、学科に学ぶ大学・高専・専門学校の学生を対象に、教養数学の知識はあまり前提にせずに情報科学における離散数学の概要を分かり易く解説しました。
情報処理学会が提案している「大学の理工系学部情報系学科のためのコンピュータサイエンス教育カリキュラムJ97」を参考にし、離散数学としてのまとまりをもたせるため、基礎的代数に、グラフや形式言語、帰納的アルゴリズムなどの内容を加えました。
本書では、演習による理解を重視し、多数の例題(390題余り)を配し、巻末に略解をつけて初学者の便を図っています。 -
よくわかる実験計画法
いろいろな現象を実験や調査で解明しようとするとき、実験計画法はデータを効率的に集める手段や、客観的な結論を導くための有用な手法である。
本書では、著者の永年にわたる豊富な経験をもとに独特な記述がなされている。つまり、結果だけが大切であれば、それを事実として利用し、使い方が慣れたところで考え方の本質を数式なしで説明するという形をとっている。
本書を読み終わったときには、実験計画法が何であるかを知ると同時に、十分に使いこなせることであろう。 -
数学の小さな旅 第2集
「数学の小さな旅」の第2集。今回は前作同様「数学をゆっくり考える。考えることを楽しむ。」という意図で書かれた連載をまとめた他に、書下ろしも加える。数学のプロや愛好家はもちろん、授業を豊かにしたいと願う中学・高校の数学の先生にも見逃せない好著。 -
確率と確率過程
確率および確率過程論(時間的に変化する確率現象を扱う理論)の入門書で、確率を初めて学ぶ読者および確率の実際問題への応用に関心のある読者に、確率と確率過程モデルに対する数学的理解を深めることを目的としている。
応用においても数学的な概念の理解は大切であると考え、大学初年度程度の解析と行列計算を前提として、内容はできる限り正確に記述するようにした。
第I部では確率論の基礎的な概念について述べ、第II部では主に時間または空間において離散的な構造をもつ場合の確率過程について述べている。 -
離散構造とアルゴリズム I
日本応用数理学会「離散システム研究部会」の第1回講演会(1991年5月)の講演内容をとりまとめた1冊。 -
代数学
著者の豊富な講義経験をもとに、群・環・加群・体などの現代代数学における基本的な概念をわかりやすく解説した入門的教科書である。
したがって、理論が形式的に完備しているということよりも、簡潔でわかりやすくということを心掛け、理解を助けるためにも数多くの具体例を取り上げ丁寧に解説していく。
初等整数論の主なことも群または環の理論の例として述べている。また、環の上の加群の概念は、現代代数学において中心的ともいえる役割をもつ。そこで本書では、加群の理論をやや詳しく述べ、応用としてアーベル群の基本定理に触れている。 -
調和積分論
斯学の成書はいくつか出版されているが、いずれもラプラシアンの基本解の性質を用いて理論が組み立てられている。
そこで本書の大きな特色としては、ホッヂ理論の解説を熱方程式の立場から行っている点にある。
しかも、多様体の説明は必要最小限にとどめ、できる限り早くホッヂ理論に到達できるよう配慮されている。