近代科学社 お薦め教科書・専門書 2024 ソフトウェア科学・工学系
新刊
事例で学ぶ 人を扱う工学研究の倫理
製品開発のプロセスの中では、使う立場の「人」が何らかの形でテストや評価に参加し、その製品の使いやすさや品質、安全性などについての新たな知見を得る活動を行います。そこには「研究」と呼ぶべき要素があり、特に人を対象として扱う研究活動においては、人権やハラスメントなど対象者に与える影響について注意しながら実施する必要があります。
現在、特に医学系を中心に急速に法規制類が整備されつつある反面、同じく人を扱う研究のなかでも、工学系や心理学系などの非医学系の関連領域においては混乱が生じてきています。本書は、「人」と「モノ」が関わる製品開発に既に携わっている人だけでなく、これから関連する研究を始める大学生や大学院生に読んでもらうことにより、このような状況の中であっても混乱に巻き込まれずに製品を評価する研究活動を実施し、よりよい製品開発に貢献いただくことを期待しています。
- 工学系における人を扱う研究倫理について、具体例を示しながらわかりやすく解説。
- 「人」と「モノ」が関わる製品開発に既に携わっている人や、これから関連する研究を始める学生に向けた一冊。
ソフトウエア科学
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情報通信ネットワーク
ファーストステップシリーズ — 新しい情報系教科書 —
新しい情報系教科書シリーズが誕生しました。現在の多くの大学授業レベル・学生の学力レベルに見合った、学びやすく、教えやすくもある内容とするため、大学教育の現場の工夫・アイデアをふんだんに盛り込みました。
・半期の授業で使える。1回の授業で1つの章が確実に学習できる内容・分量。
・各章は、学習目標・内容・まとめ・キーワード・演習問題(巻末に解答)を配置。
・基礎理論と実践とを具体例で解説し、その必要性と効果を強調。
・専門用語は、必ず意味を解説。
・図・表・イラストを配置し、2色刷りでビジュアルな構成。
本書はTCP/IPネットワークの種類やそれぞれの仕組み、通信手順、プロトコルを分かり易く学べる。さらにセキュリティの必要性とネットワークリテラシーについても重点をおいており、ネットワーク社会の今日には欠かせない内容をすべての学生がきわめて平易に分かり易く学べるよう工夫してある。 -
マルチメディア
直感的に理解できる
マルチメディアの初学者を対象とした教科書である.マルチメディアの範囲は,音,映像(静・動)および文字情報の符号化の仕組みと,それらの符号をマルチメディアへ統合する仕組みである.偏らずにマルチメディア全体を学ぶことができる.
図を多用して,初学者が直感的に理解できるよう工夫する.また,事前・事後学習に対応できるよう演習課題を数多く配置する.
側注でキーワードの解説も行い.初出用語でとかく混乱しがちな初学者の理解を確かなものとする.初学者必携の書. -
オートマトン・言語理論の基礎
本書は大学や短大あるいは高専における授業のテキストとして書かれている。
オートマトン・言語理論が扱う題材は多岐にわたるが、本書では思い切って根本的な問いと課題に題材を絞り、その分丁寧にわかりやすく説明することとした。これらの問いと課題に答えていく中で、計算機科学あるいは情報工学の基礎としてのオートマトン理論並びに形式言語理論の持つ考え方が理解でき、その美しさと面白さを十分に味わうことができるからである。本書が扱うのは理論であるが、本文中に証明は一切ない。わかりやすさのために厳密さを犠牲にした訳ではない。考え方を理解するのに必要なのは多数の例とわかりやすい説明とをもとに学生・生徒諸君が自分で考えることであり、証明は不要だからである。
大学や短大・高専で学ぶ1人でも多くの人がオートマトン・言語理論の基礎を理解し、モデルを用いて推論することの美しさと面白さを体得することによって、ますます進展する高度情報化社会で伸びていくための素養を身につけていただきたい。本書が少しでもその役に立てば幸いである。 -
実践的ソフトウェア工学 第2版
開発の現場で活かせる実践的知識と理論を体系化!
本書の初版は、現場視点のソフトウェア工学の知識が網羅的に紹介されているとして好評を博した。特に内容・構成の高かったため、第2版では章構成を変えず、節レベルの内容を拡充した。
また、人工知能など時代に合わせて掲載項目を増やした。新たに用語解説等を載せて内容をより充実させた。
本書を読めば、ソフトウェア工学の知識がなくても、開発現場で生かせる理論まで学ぶことができる。ソフトウェア工学の初学者はもちろん、現場の技術者の学び直しにも最適の書籍である。 -
ソフトウェア工学入門
初版からすでに十数年が経過したことにともない、ソフトウェア工学に関する領域も、技術的に大きな変貌を遂げてきた。開発マシンについては、当初は中央集中型による大型コンピュータが全盛だったが、現在は分散ネットワーク対応型のワークステーションやパソコンが主流になっている。コンピュータとのインターフェイスも、文字ベースのCulからグラフィックベースのGulに移行してきており、それらに対応したソフトウェア開発環境も整備されてきている。
このようなことから、今回の改訂にあたっては、オブジェクト指向やビジュアル開発環境など最近の話題についても取り上げるような構成にするとともに、ソフトウェア工学の分野を、できるだけ体系的に捉えられるように心がけた。そのために、本文の中で、該当する参考文献も参照できるように列挙している。
ソフトウェア工学という分野に関心をもち始めた方々や、大学等でソフトウェア工学に関する勉強を始める学生諸君にとって、入門的な教科書になるように心がけたつもりである。 -
ソフトウェア工学
基礎の基礎から形式手法まで、シッカリ学べる!
本書はソフトウェア工学の全体像をつかむための地図である.著者たちが企業や研究所で経験した「よい設計なくして,よいソフトウェアは望めない」という経験値を先人たちの知見と併せて一冊の書籍としてまとめた.
大学でソフトウェア工学を学ぶ学生には教科書として,企業で設計に携わる技術者にとっては参考書として活用できるように設計している.
分からない点や疑問な点を素早く探せるように,索引と傍注をリンクさせてレファレンス性を高めている.さらに傍注にはソフトウェア設計のヒントとなる事項を取り上げピンポイントで解説している.
今や社会基盤となった情報システムの中核であるソフトウェア工学を,しっかり学ぼうとする初学者やより確かな知識を得ようとしている読者には,まさに座右の書である。 -
効果的プログラム開発技法 第5版
1979年に初版を発行して以来、時代と状況に合わせて改訂を重ねて使われ続けてきたシステム開発技法解説書の第5版。
どんなことにも情報システムが欠かせない現代では、その開発環境も多様化し日々刻々と進化をしている。しかし、どんな環境で、誰が開発をしようとも、ユーザーの真のニーズをしっかりと把握し、それをシステム要件に反映すること、ユーザーの使い勝手の良いシステムを設計・開発することがシステム開発の原点である。
本書は、そのような視点と、システム開発技法の歴史、著者の経験と研究を土台にして、開発者はもちろん、開発されたシステムを利用するユーザーにまでメリットをもたらす技法を余すことなく解説する。プロジェクトマネージャーや現場の開発者必携のバイブル。 -
プロジェクトの概念
PMの概念理解と実践事例!
プロジェクトマネジメントに関する大学生向けの教科書である。現実のプロジェクトに関わったことのない初心者が、プロジェクトに関する基礎的な知識を理解することを目指している。文系・理系を問わず、すべての学生に理解してほしい基礎的な概念について述べた入門書。大学での半期15コマの授業を想定し15章で構成した。章末には演習課題を用意し、演習課題には解答またはヒントを配した。
改訂にあたり、旧版の14,15章を1つにまとめて14章とし、15章に実践事例を配置してより具体的に理解出来るよう工夫した。初学者にお薦めの書である。
人工知能
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一般教養としての人工知能入門
人工知能(AI)の第3次ブームが来ていると言われて久しいが、ディープラーニングを中心とした機械学習による本格的な社会実装が始まっているのが大きな特徴でもある。
2021年度より文・理の区別なく大学初学年からAIに関する教育が実施されることが文科省で決まり、AI技術は本格的な過渡期に突入しようとしている。
そこで本書では、文系学生を含めた様々な分野の読者に必須の教科書とするべく、AIの基礎から応用までを体系的に、ほぼ数式なしで解説した。
AIと社会とのつながりやAIの限界などについても、これまでの研究の歴史を踏まえて紹介している。 -
AIプロデューサー
【社会で活躍するAI人材になるための必読書!】
AIの社会実装が始まった一方、AI技術を正しく理解していないことで様々な混乱が起こる懸念があります。
本書は放送大学テレビ番組(BS 231ch)『AIプロデューサー~人とAIの連携~』の教材として、様々なAI技術の適用可能性と限界を正しく認識し、産業の様々な現場で有用なAIシステムを提言できる人材ーーAIプロデューサーの育成について解説しています。
※近代科学社Digitalのプリントオンデマンド(POD)書籍は、各書店の店舗でもご注文いただけます。受注生産となりますので、お届けまでに10日~14日ほどかかります。 -
新人工知能の基礎知識
1988年初版発行以来27刷を重ねた本を時代に合わせてアップデート!述語理論を詳説!
本書は、人工知能という分野で行われている議論や研究を理解するために必要な基礎知識の提供を目的として、単に「こういうことがある」という知識ではなく、「なぜこのように考えるのか?」という疑問に答えられる真の理解と実力を身につけられるように構成し、解説する。新たに演習問題とその解答も掲載。 -
Applied AI
【人工知能の進化の歴史を辿りながら、応用領域への挑戦を論じた一冊!】
本書は「応用人工知能」という視点で、広がるAI応用の全体像は何なのかをまとめています。AIの変遷とこれからを解説することで、AI応用を志す人たちが知るべき道筋を示した一冊です。
※近代科学社Digitalのプリントオンデマンド(POD)書籍は、各書店の店舗でもご注文いただけます。受注生産となりますので、お届けまでに10日~14日ほどかかります。
工学デザイン
人間中心設計入門
人間中心設計とは、ユーザビリティ、ユーザエクスペリエンス(UX)、デザイン思考の共通の基盤となる考え方。インダストリアル、インタラクション、エクスペリエンス等の各デザイン分野が注目するデザイン思考である。
本書は節が見開きで構成されており、図表をたくさん配置して直感的に理解できる。また、具体的事例を数多く取り上げそこからも学べるよう工夫。大変分かりやすく、はじめてこの分野に接する読者必携!
- 図表を多用することによって直感的に理解できるよう構成。
- 豊富な具体的事例は本分野に初めて触れられる方にも理解しやすい構成。
- 「UX検定基礎」学習推奨図書として、検定用の教科書としても活用できる。
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人間中心設計イントロダクション
人間中心設計:HCDがモノづくりの最適解を導き出す!
本書は人間中心設計(human-centered design, HCD)を学ぶ主に工学部系の学生に向けた教科書・解説書。
HCDは、製品の良し悪しを左右する「ユーザとモノとのインタラクション」を効率的に最適化するための手段であり、特にコンピュータ製品の開発に不可欠な概念となりつつある。
本書前半ではHCDの概要を押さえるとともに、最終的な製品、それを使うユーザ、使いやすさの基準等を解説。後半では調査や評価など、製品開発の場面で具体的にHCDを実践していくための方法を詳述している。
モノづくりに関わる実務者にも役立つ一冊。 -
製品開発のためのHCD実践
「人が中心」のモノづくり!
著者らがこれまで積み重ねてきたHCD(人間中心設計)関連の資料と研究成果をコンパクトにまとめた一冊.
HCDの基礎から応用までをひと通り解説する教科書的な内容となっているが,「製品開発」に焦点を当てていることが本書の最大の特長.HCDを駆使してユーザに受け入れられるモノづくりをするための手法が,豊富な実例とともに語られている.
HCDを学ぶ学生への実践的教科書として,若手開発者・エンジニアの指南書として,さらにはプロジェクトマネジメントに携わる人々の参考書として使える一冊. -
UX原論
UXに至る経緯も含め体系的に理解する!
UXという言葉が生まれてからもう20年ほどになるが,いまでは典型的な“バズワード”となっている.すなわち,その概念と方法論については様々なものが混在し,相互の関係も明確にならないまま拡散している状況にある.本書は,この分野の第一人者である著者が,混迷しているUXについて,;歴史的経緯,ロジカルに正しいと考える概念や内容を整理し,その方法論などを解説する.UX従事者およびこの分野に関心のある読者必読の書である. -
高齢者のためのユーザインタフェースデザイン
産業界のデザイナー必読の書!
高齢化が急速に進む日本。本書は、高齢者が直面するUI(ユーザインタフェース)上の問題を洗い出し、高齢者の身体的・認知的特性について解説をおこない,それらに対応するための具体的なデザイン事例を紹介している.
良いデザインだけでなく悪いデザインを取り上げることで,多くの気づきを読者に提示する.本書を読めば,なぜあの製品やこのサービスのデザインがふさわしくないかが見えてくる.産業界のデザイナー必読の書!