Book List書籍一覧
近代科学社の取り扱ってる書籍一覧です
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一人称研究の実践と理論
【新しい研究方法「一人称研究」を理解し、実践できる一冊!】
「ひとが生きるリアリティ」に迫るためにはどういうやりかたで研究するのがよいのか? 一人称研究はこの問いと格闘してきた者たちが人工知能や認知科学の分野から提唱した手法である。本書は三部構成となっており、第1部は理論、第2部は実践研究事例、第3部はまとめとしている。第1部と第2部を行ったり来たりしながら読み進めることで、一人称研究をどう遂行すればよいのか、分析をどう行えばよいのか、得られた知見をどう評価すればよいのかが理解しやすくなっている。始まったばかりの研究方法「一人称研究」の理解と実践に最適な一冊。
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個体群生態学と行列モデル
【線形代数で、希少動物の生存可否を見極める!】
統計スポットライト・シリーズ第5巻となる本書は、個体群(ある同種の動物もしくは植物の集団)の生息数の推移を「個体群行列モデル」で予測する方法を解説する。このモデルにより、野外調査で得られる個体数データから希少動物の生存の可否などが予測可能になる。
このモデルで使う数学は線形代数の基礎に限られ、その都度丁寧に説明するため数学が苦手な読者でも挫折しにくい。また、現実的な個体数推移を保証するために仮定する、生態学を基にした統計推論についても適宜解説する。統計ソフトRによる計算結果も一部掲載。 -
中世イングランドにおける修道院の所領形成
中世イングランドの裕福な人々は、修道院ができるとこぞって所有地を寄進し、自分自身や親族の現在ならびに未来永劫の繁栄を祈願しました。しかしその背景には、人々のキリスト教への純粋なる信仰心だけではなく、ローマ教会とブリテン島の征服者それぞれの思惑も存在していました。
本書では、冒頭で人類の土地移動の歴史を概観し、続いてアングロ・サクソン人によるブリテン島の征服とキリスト教化、1066年のノルマン征服以降に修道院への土地寄進がどのように広がっていったか、などについて、民族法や告解制度、土地利用といった観点を交えながら解説します。それぞれの時代背景において、人々が聖書の教えを意識的に、もしくは無意識の内に反映して日々を送ったことが伝われば幸いです。
※近代科学社Digitalのプリントオンデマンド(POD)書籍は、各書店の店舗でもご注文いただけます。受注生産となりますので、お届けまでに10日~14日ほどかかります。 -
人間中心設計におけるマネジメント
人間中心設計(HCD)は、従来の製品開発やサービス設計に資するデザインだけでなく、仕事のプロセスや企業・行政の計画や戦略の策定、そしてイノベーションに向けた持続的な成長、社会課題への解決など、広範な分野に関わる活動となってきている。
そうした規模の大きい活動を成功させるためにはHCDのマネジメントが重要になる。
本書はHCDライブラリーの第4巻として「HCDとマネジメント領域の接点」を学ぶことを目的に、マネジメントの手法から人材育成、業務管理、組織運営といったそれぞれの観点を大ボリュームで解説している。 -
新型コロナウィルス大流行で知りたいこと・考えたいこと
本書は、新型コロナウィルスの大流行について、この難局の舵取りを感染症の専門家とよばれる人たちに任せておいて大丈夫なのだろうか、と著者が疑問を抱いたことに端を発しています。
結局、自分が納得するには自分で情報を集めて理解に努めるしかないという結論に達した著者は、「同じような思いをもつ人たちに、もう少し助けになる書籍があってもよいのではないか」という考えから、多くの人たちの知りたい内容をわかりやすく伝え、一緒に考える上で少しでも役立つものになってほしい、と本書を執筆しました。
本書では、疫病の歴史から感染の拡大・収束のシミュレーションまで詳細に解説し、流行が収まった「コロナ後」に世界が向き合う課題についても展望しています。また、付録ではシミュレーションについての計算方法や数学的な裏付けを記しています。
本書がパンデミックに直面している現在、そしてその先のことを考えるきっかけとなれば幸いです。
※近代科学社Digitalのプリントオンデマンド(POD)書籍は、各書店の店舗でもご注文いただけます。受注生産となりますので、お届けまでに10日~14日ほどかかります。 -
群のコホモロジー
本書は、著者が大学数学スポットライト・シリーズとして執筆した『シローの定理』、『群の表示』の続編であり、代数学や位相幾何学を専門とする学部3,4年生や大学院生を対象としている。
本書ではこれまでの2作を踏襲して、群の表示を利用した1,2次元コホモロジーの計算の解説を試みている。
本書のみ読破でも多くの具体例を計算できるようになるため、専門的知識の理解・定着に役立つ内容となっている。
群のコホモロジー論の入門として最適な一冊。 -
微分積分学
本書は、高校までの数学から高等数学への入門となることを企図している。
本書の特徴の一つは、ε-δ論法によらずに上限と下限を用いて厳密さを担保し、対数関数と逆三角関数を用いて指数関数と三角関数の可微分性を導出していることである(ε-δ論法についても付録で簡単な解説を行っている)。
また、任意の導関数が可積分となるゲージ積分を紹介し、導関数に課されたリーマン可積分となるための本質的でない条件を排除し、多変数では測度や可測関数を具体的に導入することでミニチュア版のルベーグ積分を導入している。
※近代科学社Digitalのプリントオンデマンド(POD)書籍は、各書店の店舗でもご注文いただけます。受注生産となりますので、お届けまでに10日~14日ほどかかります。 -
増補版 はじめての半導体デバイス
本書は教科書として好評の「はじめての半導体デバイス」の増補版です。
半導体デバイスは、大学、高専の電気・電子系学科では必須の授業ですが、厳密な講義を行うには量子力学から解き明かさなければならなくなり、大変ハードルが高くなります。
本書ではあえてそこには触れず、半導体デバイスの基礎を直観的かつ本質的に理解することを目指し、式よりも図を多く用いて理解出来るよう工夫されています。
増補版ではMOSトランジスタについて加筆し、電流電圧特性についても本質的に解説。
付録ではMOSトランジスタの背景を説明するなど、教科書としてより充実した内容となっています。 -
初学者のためのディジタル信号処理
信号処理は,電気回路などの知識をベースとして,音声・画像処理のために大切な知識として位置づけられています。
本書では,従来の信号処理のテキストにおける内容をできるだけ平易化し,必要と思われる数学的なアプローチも随所に記載をして,理解しやすさに重きをおいています。数学III程度の内容がある程度理解できるようであれば充分に読み進められるように配慮し,その補完として第2章において数学的な扱いをあえて示しています。
読者には,本書で学習し,既存の良書によりさらに高度な知識や教養を身につけて,社会に羽ばたいてほしいと願っています。 -
はじめての精密工学 第1巻
『精密工学会誌』の連載「はじめての精密工学」を書籍化。精密工学会や精密工学分野に参画する研究者・技術者たちが,日本のものづくりの発展と若手研究者・技術者への貢献を目的に執筆しています。第1巻には,2011~2015年の記事を収録しています。
(第2巻には,2016年から2021年4月号の記事を収録しています)
※近代科学社Digitalのプリントオンデマンド(POD)書籍は、各書店の店舗でもご注文いただけます。受注生産となりますので、お届けまでに10日~14日ほどかかります。