Book List書籍一覧
近代科学社の取り扱ってる書籍一覧です
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計算折り紙入門
「折り紙」のアルゴリズム!
「計算折り紙」は近年大変注目されているコンピュータサイエンスの分野である。研究対象として、「折る」ことに対するアルゴリズム、計算量などを中心に置いている。その応用分野は大変広く、建築・宇宙工学・医療・分子生物学など多岐にわたる。
本書は、この「計算折り紙」の第一人者である著者が、折り紙パズルや演習問題を交えながら計算折り紙の最前線を解説していく。
「計算折り紙」に関心のある読者必読の書である。 -
議席配分の数理
「1票の格差」の是正は簡単ではない!
議席配分の最適化を目指して!!
1票の格差を是正するためには、一般に比例方式がよいとされる。しかし比例方式でも、議席配分の算出には多くの手法があり、なかなか一筋縄ではいかない。
本書は、著者が長年取り組んできたこの問題をアメリカの議席配分を例に取りながら、数理に基づいて解決する方法を解説する。日本で使われるアダムズ方式の有用性についても問う。
「1票の格差」の数理的側面に関心のある読者には必読の書である。 -
変分問題
「最小作用の原理」に純粋数学が挑む!
変分問題とは,ある汎関数(関数の関数)の最小値を求める問題である。自然現象からビジネスの課題まで、変分問題で扱えるものは多い。
本書では、数学的に厳密に変分問題を解く際に不可欠な正則性の問題を、本分野最大のトピック「部分正則性」を中心に解説! -
ナース・スケジューリング
日本で初めてのナース・スケジューリング問題の書籍!! (近代科学社調べ)
ナース・スケジューリングとは、「ナースの勤務表作成」問題のことをいう。勤務表は、与えられた条件下での作成が難しいだけでなく、人間の暗黙的な評価や制約が存在することから、その評価も難しい。この問題は、求解困難な組合せ最適化問題としてもよく知られている。
現実問題を解決するために様々な角度から問題を把握することは、それ自体がモデリングであるとも言える。本書では、ナース・スケジューリングと最適化モデリングの両方の視点から、問題解決のための手法について解説する。
同問題に関心のある読者はもちろん、最適化に関心のある研究者、技術者、大学院生、学部生には必携の書である。 -
角度データのモデリング
方向統計学を体系的に学べる!
本書は,ISMシリーズ:進化する統計数理の第7巻であり,方向統計学全般について解説する本である.
方向統計学とは,風向のような角度観測値を含むデータの科学を指す.
本書では,角度データの取扱いの説明から始めて,円周の拡張である球面,トーラス,シリンダー,ディスクといった各種座標上でもデータが扱えるように実例を示しながら解説する.いわば方向や角度に着目した統計学の専門書である.
気象学・環境科学・生態学・生物学・地質学などの研究者,技術者には,必携必読の書である. -
確率的シミュレーションの基礎
シリーズ第1弾は、金融計算!
「マス・フォア・インダストリ:産業数学」とは純粋数学・応用数学を流動性・汎用性をもつ形に融合再編しつつ産業界からの要請に応えようとする,未来技術創出基盤となる新たな研究領域である.
本シリーズは,この新領域を代表する分野を精選して,各分野の最前線で活躍している九大IMIの研究者を中心に基礎から応用までをわかりやすく説き起こしてもらい,使える形で技術開発現場に届けるのが狙いである.
本書は,IBC(情報に基づく複雑性)と呼ばれる分野の概要と最近の成果を紹介する.その例として金融計算を取り上げている.この分野の理解を助けるために,第Ⅰ部でランダマイゼーション,第Ⅱ部でデランダマイゼーションを解説する.高次元積分問題に関心のある読者に必読の書である.
なお、本シリーズは「統計数理研究所」の公式シリーズ『ISMシリーズ:進化する数理統計』に続く「九州大学マス・フォア・インダストリ研究所」の公式シリーズである. -
可換環論の様相
可換環論を局所化手法使って学ぶ!
本書は、可換環論の発展の出発点となったクルルの定理(クルルの共通集合定理と単項イデアル定理,標高定理)や代数幾何学に関連の深い正則局所環に的を絞り,読者が自己充足的に読めるよう演習問題や、詳細な解答を掲載。群・環・体を学んで少しイデアルに関心のある学生や、研究・実務で可換環論を活用する研究者・実務者に必携の書である。 -
世界標準MIT教科書 ストラング 微分方程式と線形代数
微分方程式と線形代数を縦横無尽に学べる!!
MITの名物教授ストラング先生の最新書籍の邦訳である。大学数学の基本である微分方程式、線形代数を、今までのセオリー通り独立して学ぶことはもちろん、交互にどのように関連付いているのかを、具体的事例を提示しつつ基礎から学べるよう工夫してある。また、実際に利用する際にどのように考えればよいかを記述しているので、工学を学ぶ読者にも大変適している。ストラング先生の独特の口調は、教室で講義を受けていると思わず錯覚してしまうほど雄弁である。
微分方程式、線形代数を、研究・開発の基盤におく技術者・研究者や、学部生、大学院生、大学院入試に臨む学生には、必携の書である。 -
ポアソン分布・ポアソン回帰・ポアソン過程
徹底的にポアソン分布を理解する!
ポアソン分布を,その起源から徹底的に学習し,理解することを目指した本書.要となる,「ランダムな点配置の点の個数や,ランダムに起こるイベントの回数を数えると,自然にポアソン分布が現れる」,このことをパソコンの計算ソフトでシミュレーションし,実際にポアソン分布が現れる場面を実体験することにより,数式だけでは理解できない数学を学習する.
確率・統計を活用する読者には必携の書である. -
現場主義統計学のすすめ
フィールド調査統計の実践書!
統計分野で不可欠となる数理やデータ解析法を解説する統計スポットライト・シリーズの第1巻.
本書は統計数理学とフィールド生物学の双方が互いの現場に踏み込み,同じモノを見ながら新しい発想や発見に至る過程を3つの事例により紹介.統計モデルで得た知見がフィールド調査といかに統合しうるか体感できる実践の書.