Book List書籍一覧
近代科学社の取り扱ってる書籍一覧です
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ε-δ論法と数学の基礎
【大学数学の登竜門「ε-δ論法」を、直感的理解に繋げて解説した意欲作!】
ε-δ論法は解析学を本格的に学び、活用しようとするなら必須になるが、高校までの数学との接続が難しいため習得に時間がかかることが多い。そこで本書では、極限の直観的理解との接続を図るために「なぜε-δ論法は難しく感じられるのか」を考え、「少し見方を変えればε-δ論法は直観的理解の近くにある」ということの説明から始める。ε-δ論法の用法のみではなく、ε-δ論法とそれが数学にもたらした影響について多角的に解説することで、理解を深めることに役立てている。 -
数理・データサイエンス・AIのための数学基礎
【AI・データサイエンスで必須の基礎数学をやさしく学べる!】
本書は「数理・データサイエンス・AI(応用基礎レベル)モデルカリキュラム」の「1-6. 数学基礎」に準拠し、データやAIを活用するための数学・統計学の土台となる基礎知識を学ぶことをねらいとしています。15回分の授業で使うことを想定し、各章が授業1回相当になるよう構成。文章途中の空欄を埋めながら読み進めることで自ら考える力が付き、Excel演習でも手を動かしながら学ぶことで感覚的に数学を理解することができます。中学や高校では数学が苦手だった、という方のための一冊です。
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統計学再入門
【統計を使ったときに残る「後ろめたさ」や「モヤモヤ感」の正体を解きほぐす!】
本書では統計学の解析法を使って結論を引き出した後についてくる、「後ろめたさ」や「モヤモヤ感」が何に起因するのか、その要因を探っていく。「科学哲学」を使うことで、統計解析ソフトのブラックボックス化した中身について数式を極力使わずに詳述。統計学の背後にある思考の枠組みまで掘り下げ、より深く統計学を理解することを可能にしている。統計的な仮説検定まで学んできた読者の学び直し、そして統計を使い始めた初学者にとっても理解力の向上につながる充実の一冊。 -
超楕円関数への招待
【応用を見据えた「楕円関数の延長としての超楕円関数論」を提示!】
物理数学,工業数学の知識と現代数学との橋渡しをし、数学科の標準的教育を受けていなくても,超楕円曲線やその上の関数を取り扱えることを目指す一冊.
本書では,付録で知識を補うことを前提に,第1・2章に目を通した後,第3章で楕円関数論を,第4・5章でその一般化として超楕円関数論を学ぶ.一方,楕円関数論に親しんでいる読者は,第3章でワィエルシュトラスの楕円関数論に触れた後に,その一般化として第4章,第5章を読み進めることを想定した.第6章では,超楕円関数論の更なる一般化について概観している. -
独習 ガロア理論
【群 環 体から低次数のガロア群まで 初学者のための至極の講義録】
「ガロア理論」とは狭義の意味で、方程式が代数的に解けるための必要十分条件は、その方程式に対応するガロア群が可解群である、ということの証明になります。本書でもこの証明を行うことを目的とし、必要となる定理や命題を丁寧に解説。論理を進めるときになぜそうなるか、なぜその結果が得られるかの根拠が明確になるように,何度も原因となる定理や命題、事実を引用しています。問と各章の練習問題の解答を通して証明やその方法を学ぶことで、ガロア理論が深く理解できるように構成された必携の書。
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ポール・エルデス:離散数学の魅力
【偉大なる数学者への敬愛とユーモアにあふれた一冊!】
流浪の数学者エルデスは20世紀の最も優れた数学者のひとりであり、生涯1655編の論文を残した。これらの業績は、未来永劫に亘って離散数学の分野で不滅であろう。彼の定理は予備知識をほとんど必要とせず、深い洞察と直観があれば高校生でも理解できる。
本書では、それらの中でも特に魅力的なものが、エルデスの共同研究者であったフバタルによって丁寧に精選され、解説されている。随所に掲載されているコラムからは、エルデスの人となりを垣間見ることができる。 -
イベント時系列解析入門
【感染症からSNS投稿まで! 時系列現象の解析ツール】
統計スポットライト・シリーズの第6巻。感染症や地震、SNSの投稿といった自然現象や社会現象を時系列のイベントととらえ、その起き方をモデル化して各現象の解析や将来予測につなげる主な手法に「点過程」と呼ばれる確率過程と「状態空間モデル」がある。
本書は主に点過程について、大学初年度で学ぶ数学知識のみで理解できるよう解説した入門書であり、状態空間モデルについても概略を述べる。その応用として、COVID-19の感染拡大/ 収束の指標値を推定する方法についても紹介。イベント解析手法を身に付けたい初学者の方は必読! -
世界標準MIT教科書 ストラング:教養の線形代数
【世界標準の線形代数を教養として身につけよう!】
MITの名物教授ストラング博士が線形代数の本質をズバッと解説する“教科書シリーズ”の最新刊。線形代数が教養として身に付くように、既刊書『線形代数イントロダクション』の内容をコンパクトにまとめ、データサイエンスへの応用も掲載。
従来の書籍とは異なり、ベクトル空間の概念をいち早く学ぶことで線形代数の全体像が見通しやすくなり、飛躍なく諸概念の理解を深めていける。豊富な例題と練習問題は理解度の把握に役立つ。学生から研究者まで、必携の一冊。 -
個体群生態学と行列モデル
【線形代数で、希少動物の生存可否を見極める!】
統計スポットライト・シリーズ第5巻となる本書は、個体群(ある同種の動物もしくは植物の集団)の生息数の推移を「個体群行列モデル」で予測する方法を解説する。このモデルにより、野外調査で得られる個体数データから希少動物の生存の可否などが予測可能になる。
このモデルで使う数学は線形代数の基礎に限られ、その都度丁寧に説明するため数学が苦手な読者でも挫折しにくい。また、現実的な個体数推移を保証するために仮定する、生態学を基にした統計推論についても適宜解説する。統計ソフトRによる計算結果も一部掲載。 -
群のコホモロジー
本書は、著者が大学数学スポットライト・シリーズとして執筆した『シローの定理』、『群の表示』の続編であり、代数学や位相幾何学を専門とする学部3,4年生や大学院生を対象としている。
本書ではこれまでの2作を踏襲して、群の表示を利用した1,2次元コホモロジーの計算の解説を試みている。
本書のみ読破でも多くの具体例を計算できるようになるため、専門的知識の理解・定着に役立つ内容となっている。
群のコホモロジー論の入門として最適な一冊。