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コンピュータサイエンス大学講座 第24巻

計算論 計算可能性とラムダ計算

著者 高橋 正子

著者紹介

計算の本質は何だろうか、計算できる関数はどのような構造をもっているか、原理的に計算できない関数があるというがそれは一体どんな関数だろうか、…これらの問題について最初に数学的にわかりやすく解説する。
また、プログラムの意味論や関数型言語と関連して注目を集めているラムダ計算の基礎理論を計算可能性の問題と関連させながら展開する。
従来、ラムダ計算に関する書物は少なく、しかもチャーチ・ロッサの定理や正規形定理などの基本定理の証明をきちんと与えているものは専門家向きのものに限られていたが、本書では簡潔で見通しのよい証明をこれらの基本定理に対して与える。
また、プログラムの数学的意味論にとって不可欠であるラムダ計算のモデルと、それに関するスコットらの理論を紹介する。

紙の書籍¥3,740定価(税込)

基本情報

発売日 2001年4月2日
本体価格 3,400円
ページ数 200 ページ ※印刷物
サイズ A5
ISBN 9784764901841
ジャンル 情報
タグ 情報科学, 教科書
電子書籍形式 販売なし

主要目次

数学的用語、記法など
1 計算可能な関数
2 λ計算の基礎
3 λ計算のモデル
付録(主要命題一覧;証明の補足;問のヒント)

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著者紹介

高橋 正子(たかはし まさこ)
1962 年 お茶の水女子大学理学部数学科卒業
1972 年 ペンシルベニア大学博士課程修了
現 在  東京工業大学名誉教授(Ph.D.)
主要著書
『オートマトンの理論』(共著、共立出版、1983)

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