近代科学社

書籍検索
ジャンル選択

情報

データ市場データを活かすイノベーションゲーム

著者, 編集 大澤 幸生
著者 早矢仕 晃章
著者 秋元 正博
著者 久代 紀之
著者 中村 潤
著者 寺本 正彦

著者紹介

データを流通させる !!
ビッグデータ時代の必然的な概念として,「データ市場」が注目されている.これは,皆が安心できる条件で必要に応じてデータを共有し,また状況に応じて結合したり分析したりして使うことで新たなビジネスを生み出すという,いわばデータの取引市場である.
本書は,データ市場構築の手法をIMDJ (Innovators Marketplace on Data Jackets)を中心に幾つか挙げて,その具体的な活用方法を産業界の視点から提案する.IMDJは,すでに経済産業省,国土交通省のワークショップでもビジネスモデル構築技術として採用されている.ビックデータに関係する読者には,まさに必携の書である.

電子書籍¥3,850 小売希望価格(税込)

紙の書籍¥3,850定価(税込)

基本情報

発売日 2017年3月1日
本体価格 3,500円
ページ数 304 ページ ※印刷物
サイズ A5
ISBN 9784764905245
ジャンル 情報
タグ ビジネス, データサイエンス
電子書籍形式 固定型

主要目次

1.ビッグデータとオープンデータ
2.データ市場
3.データ市場型ワークショップIMDJ
4.データジャケット
5.アクション・プランニング
6.IMDJプロセスによるデータ市場の社会実装
7.データ市場と論理フレームワーク
8.論理的思考フレームワークを用いたシステムデザイン事例
9.定量的品質機能展開(Q-QFD)の導入

目次をさらに表示する

著者紹介

大澤 幸生(おおさわ ゆきお)
東京大学工学部卒、1995年同工学系研究科博士(工学)取得。
2000年に「チャンス発見学」を提唱、関連してイノベーションゲームの開発等を行い、現在はこれを発展させてデータの詳しい中身を明かさずに利活用シナリオを議論するための「データジャケット」の開発と普及に取り組む。
大阪大学基礎工学部助手、筑波大学ビジネス科学研究科助教授などを経 て東京大学院工学系研究科システム創成学専攻教授(現職)。
専門は人工知能、意思決定支援、システムデザイン。
著書に
『イノベーショ ンの発想技術』(日本経済新聞出版社)
『未来の売れ筋発掘学』(編著、ダ イヤモンド社)
『チャンス発見のデータ分析』(東京電機大学出版局)
『ビ ジネスチャンス発見の技術』(岩波アクティブ新書)
などがある。

早矢仕 晃章(はやし てるあき)
2012年 3月東京大学工学部システム創成学科卒業。
2014年 3月東京大学 大学院工学系研究科システム創成学専攻修士課程卒業。
現在、同大学院博士課程に在籍。
データ利活用知識の構造化と検索システ ム、データによる人間の意思決定、シナリオ創出支援に興味がある。
日本学術振興会特別研究員(DC2)、
東京大学リーディング大学院プログラ ムGSDM(Global Leader Program for Social Design and Management)プログラム生。
人工知能学会、情報処理学会、日本認知科学会学生 会員。

秋元 正博(あきもと まさひろ)
株式会社構造計画研究所執行役員。
同社営業本部/マーケティング本部企画室長。
1990 年 武蔵工業大学(現・ 東京都市大学)工学部建築学科卒業。
1990 年 構造計画研究所勤務、土木 建築分野の数値解析業務に従事。
2000 年 人事・経営企画・新規事業 開発・営業企画等の事業に従事。
2007 年 大澤幸生教授との共同研究に参画、IMDJワークショップの オーガナイザーを多数務める。

久代 紀之(くしろ のりゆき)
三菱電機(株)住環境研究開発センター勤務を経て、現在、九州工業大学 大学院情報工学研究院情報創成工学研究系教授。
東京大学大学院工学系研究科修了。博士(工学)。
住宅、ビル、工場などの環境制御システムを構築するための要素技術(シス テムアーキテクチャ、組込みリアルタイムコントローラ、センサネットワーク 等)を専門とする。
最近は、主に、上記のドメインのアプリケーションシステム開発を対象として、
データを利活用したロジカルなシステム分析、設計、 評価手法の開発に、東京大学大澤研究室とともに注力している。

中村 潤(なかむら じゅん)
総合商社、外資系コンサルティングファーム、商用車メーカーを経て、現在、 芝浦工業大学工学マネジメント研究科教授。
また、パナソニックの映像・音響製品等の技術開発を主たる業務とする企 業経営に参画。
東京大学大学院工学系研究科修了。博士(工学)。
自動車業界と技術経営を専門とし、技術の商用化に向けたB2Bマーケティ ングやイノベーションマネジメントの研究に取り組んでいる。
認知科学の視 点による気づきのメカニズムの解明にも関心がある。

寺本 正彦(てらもと まさひこ)
(株)日産自動車、(株)ボルボテクノロジー・ジャパンを経て現在、中国保 定市にある長城自動車新エネルギ開発部門チーフエンジニア。
京都大学工学部航空工学科卒業。
1990年代初頭の米国カリフォルニア州電気自動車強制導入規制を契機 に20年を超えて一貫して電気自動車、電気トラックの開発・評価・研究に 従事。
主なプロジェクトに世界初のリチウムイオン電池搭載のALTRA/プ レーリジョイEVや経済産業省による超小型電気自動車共同利用社会実験、そして量産型EVの日産LEAFがある。
前線ではいつもデータ工学に 助けられる。

著者紹介をさらに表示する