近代科学社

書籍検索
ジャンル選択

工学

未来を創るナノ・サイエンス&テクノロジー 第6巻

ナノ計測電子線・光・プローブ技術を用いたナノ・バイオ材料の探索と評価

著者, 編集 重川 秀実
著者 吉村 雅満
著者 目良 裕
著者 岡嶋 孝治

著者紹介

視ることを科学する!
近年のナノテクノロジーは、異なる材料(たとえば半導体材料と生体材料)を融合させて、新しい機能や物性を発見・定式化しようという方向にも進んでいる。そこで重要となるのが、観測対象に応じて新しい構造や機能をナノスケールで正しく計測・評価できる技術や手法である。本書は、数ある計測技術/手法について、電子線を用いる方法、光を用いる方法、原子レベルでの観察を可能とする走査型プローブ顕微鏡法に分けて解説する。単なる計測法の紹介ではなく、その原理や最先端の研究例についても図版を使って説明する。

電子書籍¥4,950 小売希望価格(税込)

紙の書籍¥4,950定価(税込)

基本情報

発売日 2020年9月1日
本体価格 4,500円
ページ数 192 ページ ※印刷物
サイズ A5
ISBN 9784764950290
ジャンル 工学
タグ シミュレーション, 計算科学
電子書籍形式 固定型

主要目次

第1章 序論
1.1 ナノテクノロジーとナノ計測
1.2 ナノ構造と物性
1.3 計測とは
1.4 各種プローブの測定環境と分解能
第2章 電子線と光を用いたナノ計測・評価法
2.1 電子線を用いる方法
2.2 光を用いる方法
第3章 プローブ顕微鏡を用いる方法と応用
3.1 プローブ顕微鏡法を用いたナノ計測・評価法
3.2 太陽電池材料,pn接合の局所評価
3.3 単一分子の伝導計測
3.4 分子間力測定
3.5 細胞力学診断
3.6 固液界面
付録:単振動の合成とフーリエ解析/回路の基本/低次元バンド構造 他

目次をさらに表示する

著者紹介

重川 秀実(しげかわ ひでみ)
東京大学工学系研究科博士課程物理工学専攻中退.工学博士.
東京大学工学部物理工学科助手,筑波大学物質工学系助教授などを経て現在,筑波大学数理物質系教授.
専門は,極限計測,ナノ物性.
著書 / 訳書に
『極限実験技術(朝倉物性物理シリーズ 4)』(分筆,朝倉書店,2003 年)
『いかにして実験をおこなうか -誤差の扱いから論文作成まで-』(翻訳,分筆,丸善出版,2006 年)などがある.

吉村 雅満(よしむら まさみち)
東京大学工学系研究科博士課程中退.博士(工学).
東京大学工学部物理工学科助手,広島大学助教授を経て現在,豊田工業大学教授.
専門は,ナノカーボン,プローブ顕微鏡.
著書 / 訳書に
『ナノ構造の科学とナノテクノロジー -量子デバイスの基礎を学ぶために-』(翻訳,分筆,共立出版,2011 年)
『走査プローブ顕微鏡と局所分光-実戦ナノテクノロジー-』(分筆,裳華房,2005 年)などがある.

目良 裕(めら ゆたか)
東京大学工学系研究科博士課程中退.博士(工学).
東京大学工学部物理工学科助手,同特任講師などを経て現在,滋賀医科大学教授.
専門は,格子欠陥,電子励起現象,プローブ顕微鏡.
著書に,『走査プローブ顕微鏡-正しい実験とデータ解析のために必要なこと-』(分筆,共立出版,2009 年)などがある.

岡嶋 孝治(おかじま たかはる)
東京工業大学理工学研究科物理学専攻博士課程中退.理学博士.
東京工業大学生命理工学研究科助手,北海道大学電子科学研究所付属ナノテクノロジー研究センター助教授などを経て現在,北海道大学大学院情報科学研究院教授.
専門は,細胞物性物理学.
著書に
『ナノテクのための物理入門(ナノテクノロジー入門シリーズ 3)』(分筆,共立出版,2007 年)
『細胞の特性計測・操作と応用』(分筆,コロナ社,2016 年)
『走査型プローブ顕微鏡(分析化学実技シリーズ 15)』(分筆,共立出版,2017 年)などがある.

著者紹介をさらに表示する