情報
万能コンピュータライプニッツからチューリングへの道すじ
コンピュータ前史
ライプニッツからチューリングに至る数理論理学の系譜は、コンピュータの理論的バックボーンを形成しAIの登場までも予見している。代数の記号表現を通じて人間の思考の範囲すべてを包括するような記号体系の構築に献身したロジシャンたちの苦闘を、時代背景を取り込みながら解説する。さらに本書を構成する7人のロジシャンたちを、豊富なエピソードをもとにその人となりを描写する。
また、本文に取り込むと冗長になりすぎる数学的解説は、原註に取り込むことで半独立的な構成としている。
電子書籍¥3,960 小売希望価格(税込)
紙の書籍¥3,960定価(税込)
基本情報
発売日 | 2016年12月1日 |
---|---|
本体価格 | 3,600円 |
ページ数 | 264 ページ ※印刷物 |
サイズ | 菊 |
ISBN | 9784764904712 |
ジャンル | 情報 |
タグ | 教養, 情報科学 |
電子書籍形式 | 固定型 |
主要目次
チューリング生誕100周年記念版への序文
初版への序文
序章
第1章 ライプニッツの夢
ライプニッツの「素晴らしいアイデア」
パリ滞在へ
ハノーヴァーでの後半生
普遍記号への試み
第2章 論理を代数に変換したブール
ブール艱難辛苦の人生
ブールの論理代数
ブールと「ライプニッツの夢
フレーゲ: 画期的達成から絶望へ
第3章 フレーゲの概念記法
形式構文法の創始者フレーゲ
ラッセルの手紙が壊滅的な打撃となった理由
フレーゲと言語哲学
フレーゲと「ライプニッツの夢」
無限を巡り歩いたカントル
第4章 エンジニアか数学者か
サイズが異なる無限集合の発見
カントルによる超限数の探求
対角線論法
抑鬱と悲劇
決定的な闘いへ?
第5章 ヒルベルトの救済プログラム
若きヒルベルトの数学的成功
新しい世紀に向かって
クロネッカーの亡霊
超数学
破局
第6章 ヒルベルトの計画を転覆させたゲーデル
隠れた呪縛:クロネッカーの亡霊
決定不可能な命題
プログラマとしてのゲーデル
ケーニヒスベルクでの会議
愛と憎悪の渦中で
ヒルベルトの格言
奇妙な男の悲しい最期
付録:ゲーデルの決定不能命題
第7章 汎用計算機を構想したチューリング
大英帝国の申し子
ヒルベルトの「決定問題」
チューリングによる計算過程の分析
チューリング機械の動作
チューリングによる対角線論法の援用
アルゴリズム的に解けない問題
チューリングの万能機械
チューリングのプリンストン滞在
アラン・チューリングにとっての世界大戦
第8章 現実化された万能計算機
誰がコンピュータを発明したのか?
フォン・ノイマンとムーア校のグループ
アラン・チューリングのACE
エッカート、フォン・ノイマン、チューリング
恩寵深い国家がヒーローに与えた報酬
第9章 ライプニッツの夢を超えて
コンピュータ・脳・心
終章
原註
参考文献
訳者あとがき
索引
初版への序文
序章
第1章 ライプニッツの夢
ライプニッツの「素晴らしいアイデア」
パリ滞在へ
ハノーヴァーでの後半生
普遍記号への試み
第2章 論理を代数に変換したブール
ブール艱難辛苦の人生
ブールの論理代数
ブールと「ライプニッツの夢
フレーゲ: 画期的達成から絶望へ
第3章 フレーゲの概念記法
形式構文法の創始者フレーゲ
ラッセルの手紙が壊滅的な打撃となった理由
フレーゲと言語哲学
フレーゲと「ライプニッツの夢」
無限を巡り歩いたカントル
第4章 エンジニアか数学者か
サイズが異なる無限集合の発見
カントルによる超限数の探求
対角線論法
抑鬱と悲劇
決定的な闘いへ?
第5章 ヒルベルトの救済プログラム
若きヒルベルトの数学的成功
新しい世紀に向かって
クロネッカーの亡霊
超数学
破局
第6章 ヒルベルトの計画を転覆させたゲーデル
隠れた呪縛:クロネッカーの亡霊
決定不可能な命題
プログラマとしてのゲーデル
ケーニヒスベルクでの会議
愛と憎悪の渦中で
ヒルベルトの格言
奇妙な男の悲しい最期
付録:ゲーデルの決定不能命題
第7章 汎用計算機を構想したチューリング
大英帝国の申し子
ヒルベルトの「決定問題」
チューリングによる計算過程の分析
チューリング機械の動作
チューリングによる対角線論法の援用
アルゴリズム的に解けない問題
チューリングの万能機械
チューリングのプリンストン滞在
アラン・チューリングにとっての世界大戦
第8章 現実化された万能計算機
誰がコンピュータを発明したのか?
フォン・ノイマンとムーア校のグループ
アラン・チューリングのACE
エッカート、フォン・ノイマン、チューリング
恩寵深い国家がヒーローに与えた報酬
第9章 ライプニッツの夢を超えて
コンピュータ・脳・心
終章
原註
参考文献
訳者あとがき
索引