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トップエスイー実践講座 第2巻

ソフトウェアパターン

監修 深澤 良彰
著者 鷲崎 弘宣
著者 丸山 勝久
著者 山本 里枝子
著者 久保 淳人

著者紹介

本書は、実際にアーキテクチャを設計するための具体的なスキルとして設計原則や開発プロセスと対応付けながら、アーキテクトの最も基本的な素養としてのソフトウェアパターンを丁寧に解説している。ソフトウェアアーキテクト育成ための理論と実践という観点でバランスのとれた書籍であり、独習書として実務家にも最適である。

電子書籍¥3,960 小売希望価格(税込)

紙の書籍¥3,960定価(税込)

基本情報

発売日 2007年12月27日
本体価格 3,600円
ページ数 224 ページ ※印刷物
サイズ B5 変形
ISBN 9784764903487
ジャンル 情報
タグ ソフトウェア工学
電子書籍形式 固定型

主要目次

第 1 部 導入編 ソフトウェアパターンの概念とライフサイクル
第 1 章 ソフトウェアパターンの概念
 1.1 パターンの概念
 1.2 パタンランゲージの概念と歴史的背景
 1.3 プログラミングからソフトウェアパターンへ
 1.4 ソフトウェアパターンの概念
 1.5 ソフトウェアパターンの記述
 1.6 概念のまとめ

第 2 章 パターンの抽出
 2.1 ソフトウェアパターンのライフサイクル
 2.2 パターン抽出活動
 2.3 パターンマイニング
 2.4 H&L マイニング手法
 2.5 抽出のまとめ

第 3 章 パターンの利用
 3.1 パターンの利用活動
 3.2 パターン適用例: 改札システムの設計・実装
 3.3 デザインパターン展開ツールと SMC
 3.4 利用のまとめ

第 2 部 基本編 パターンによる実践的ソフトウェア開発
第 4 章 ソフトウェアパターンの広がり
 4.1 パターンの分類
 4.2 分析パターン(アナリシスパターン)
 4.3 アーキテクチャパターン
 4.4 デザインパターン
 4.5 イディオム(スタイルパターン)
 4.6 その他のパターン
 4.7 パターンの広がりのまとめ

第 5 章 パターン指向開発
 5.1 パターン指向開発とは
 5.2 課題: 番組予約システム
 5.3 番組予約業務のドメイン分析
 5.4 ユースケースに基づくシステム分析
 5.5 アーキテクチャ設計
 5.6 詳細設計
 5.7 実践におけるパターン間の関係と全体
 5.8 パターン指向開発のまとめ

第 6 章 アーキテクチャパターン詳説
 6.1 パターンによるアーキテクチャ設計
 6.2 アーキテクチャの定量的評価
 6.3 アーキテクチャの定性的評価
 6.4 アーキテクチャパターン実践のまとめ

第 7 章 デザインパターン詳説
 7.1 GoF デザインパターンカタログ
 7.2 GoF デザインパターンの種類と分類
 7.3 デザインパターンの適用と効果
 7.4 GoF デザインパターンの効果
 7.5 デザインパターン詳説のまとめ
 
第 8 章 デザインパターン実践
 8.1 課題の説明
 8.2 素朴な設計と問題解決
 8.3 オブジェクトライフサイクルの問題解決
 8.4 仕様追加への対応
 8.5 デザインパターン実践のまとめ

第 9 章 リファクタリング実践
 9.1 リファクタリング
 9.2 リファクタリング適用の利益
 9.3 リファクタリングの適用プロセス
 9.4 コードの不吉な匂い
 9.5 リファクタリングの形式化
 9.6 ラージリファクタリング
 9.7 リファクタリングの適用例
 9.8 リファクタリング実践のまとめ

第 3 部 応用編 オブジェクト指向開発におけるパターンの深化
第 10 章 デザインパターンと設計原則
 10.1 クラス設計原則
 10.2 デザインパターンと設計原則の関係
 10.3 GRASP を考慮したパターン適用
 10.4 パターンと原則の併用実践
 10.5 デザインパターンと設計原則のまとめ

第 11 章 オブジェクト指向フレームワークとデザインパターン
 11.1 オブジェクト指向フレームワーク
 11.2 フレームワークとデザインパターン
 11.3 フレームワーク利用時のデザインパターン
 11.4 フレームワーク開発時のデザインパターン

第 4 部 まとめ編 パターンの組織展開と未来
第 12 章 パターンの事例と組織導入
 12.1 オブジェクト指向開発技術の導入の課題
 12.2 企業のパターン指向開発
 12.3 パターンを用いたチーム開発の開発プロセス
 12.4 パターン適用ツール
 12.5 パターン適用ツールの使用手順と使用例
 12.6 実際の製品開発でのパターン指向開発の実践
 12.6.1 開発チームの構成
 12.6.2 事例のアーキテクチャ
 12.6.3 開発したパターンとその効果

第 13 章 パターンのこれまでとこれから
 13.1 これからのパターン技術
 13.2 ソフトウェアパターンのまとめ
 13.3 理解を深めるために

参考文献 221
索  引

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著者紹介

シリーズ監修者

本位田 真一(ほんいでん しんいち)
1978 年 早稲田大学大学院理工学研究科博士前期課程修了
1978 年 株式会社東芝
現 在 国立情報学研究所教授・東京大学大学院情報理工学系研究科教授 工学博士

監修者・著者紹介(※は監修者)

深澤 良影(ふかざわ よしあき)(※)
1983 年 早稲田大学大学院理工学研究科博士課程修了
現 在    早稲田大学理工学術院教授 工学博士
広くオブジェクト指向技術を中心としたソフトウェア工学の研究・教育に従事。

鷲崎 弘宜(わしざき ひろのり)
2002 年 早稲田大学助手
2003 年 早稲田大学大学院博士課程情報科学専攻修了 博士(情報科学)
2004 年 国立情報学研究所助手
2005 年 総合研究大学院大学助手
現 在   国立情報学研究所助教・総合研究大学院大学助教
著書
『ソフトウェアパターン入門~基礎から応用へ~』(共著、ソフトリサーチセンター、2005年)
『AspectJによるアスペクト指向プログラミング入門』(共著、ソフトバンクパブリッシング、2004年)
『Domain Oriented Software Development: Perspectives and Practices』(分担執筆、Taylor and Francis、002年)
訳書
『ユースケースによるアスペクト指向ソフトウェア開発』(共訳,翔泳社,2006年)
ソフトウェア工学の研究と教育に従事。特に、コンポーネントベース開発、アスペクト指向開発、モデル駆動
開発、ソフトウェアパターン、アジャイルプロセス、ソフトウェアメトリクスに興味。
他の活動に、東京大学非常勤講師、早稲田大学非常勤講師、情報処理学会ソフトウェア工学研究会幹事、
同研究会パターンワーキンググループ幹事、日科技連SPC研究会第22年度ソフトウェア工学演習コース主査など。
いつも励ましてくれる家族に感謝します。

丸山 勝久 (まるやま かつひさ)
1993 年 早稲田大学大学院理工学研究科修士課程修了
1993 年 NTTソフトウェア研究所
1999 年 NTTコミュニケーションズ株式会社メディア技術開発センタ
2000 年 立命館大学理工学部情報学科助教授
2003 年 カリフォルニア大学アーバイン校客員研究員
2004 年 立命館大学情報理工学部情報システム学科助教授
2005 年 文部科学省学術調査官
現 在    立命館大学情報理工学部情報システム学科教授
ソフトウェア工学の研究と教育に従事。
特に、ソフトウェアリファクタリング、プログラム解析、ソフトウェア再利用、
オブジェクト指向開発、コンポーネントベース開発、プログラム自動合成の研究に従事。
情報処理学会ソフトウェア工学研究会幹事など。博士(情報科学)。
最近、オープンカーを購入し、息子とのドライブを楽しんでいる。

山本 里枝子 (やまもと りえこ)
1983 年 早稲田大学理工学部電子通信学科卒業
1983 年 株式会社富士通研究所
現  在  株式会社富士通研究所ソフトウェア&ソリューション研究所主席研究員
富士通株式会社コーポレートIT推進本部主席部長(VMT担当)
著書
『UMLによるオブジェクト指向開発実践ガイド』(共著、技術評論社、1999年)
ソフトウェア工学の研究開発に従事。
コンポーネント、ソフトウェアパターン、モデル駆動開発、ソフトウェアテスティング、
ビジネスプロセスモデリング、サービス指向開発などの技術開発と実践を担当。
ビジネスアプリケーション開発現場の効率化に結びつく技術全般に興味を持つ。
東京農工大学非常勤講師、早稲田大学非常勤講師、他。
情報処理学会ソフトウェア工学研究会幹事。
情報処理学会山下記念研究賞受賞。
いつも支えになってくれる夫と息子に感謝します。

久保 淳人 (くぼ あつと)
2006 年 早稲田大学大学院理工学研究科修士課程修了
現 在    早稲田大学基幹理工学部助手
ソフトウェアパターンおよびモデル検証を中心としたソフトウェア工学の研究に従事。

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