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トップエスイー実践講座 第1巻

Bメソッドによる形式仕様記述

監修 中島 震
著者 來間 啓伸

著者紹介

仕様の段階で誤りをなくす注目の手法「Bメソッド」を実践活用するための解説書。安心安全を含めてますます高度な機能や性能が要求されるソフトウェアシステムの開発において、厳密な仕様記述を基に開発を行う形式手法に対する関心と期待が高まっている。本書は、我が国初のBメソッドの書き下ろし入門書である。実際の開発への適用を意識した実用指向の内容が、平明でわかりやすく記述されている。

電子書籍¥3,960 小売希望価格(税込)

紙の書籍¥3,960定価(税込)

基本情報

発売日 2007年12月27日
本体価格 3,600円
ページ数 224 ページ ※印刷物
サイズ B5 変形
ISBN 9784764903470
ジャンル 情報
タグ 要求仕様, ソフトウェア工学
電子書籍形式 固定型

主要目次

第 1 章 形式手法概論
 1.1 ソフトウェア開発過程
 1.2 形式手法
 1.3 Bメソッド

第 2 章 形式仕様の作成
 2.1 形式仕様
 2.2 算術演算を使う例題―ポイント計算
 2.3 抽象機械の書き方
 2.4 抽象機械の整合性の検証
 2.5 ツールを使った整合性の検証
 2.6 演習問題

第 3 章 抽象機械
 3.1 集合と関係を使う例題―座席予約
 3.2 抽象機械の記法
 3.3 抽象機械の構造化
 3.4 抽象機械の整合性検証
 3.5 ツールを使った整合性の検証
 3.6 型チェック
 3.7 抽象機械における事前条件の意味
 3.8 演習問題

第 4 章 仕様から実装へのステップ
 4.1 仕様の段階的詳細化
 4.2 開発過程で使われる記述

第 5 章 リファインメント
 5.1 データ詳細化の例題―有向グラフ
 5.2 リファインメントの記法
 5.3 詳細化の正当性検証
 5.4 ツールを使った整合性と正当性の検証
 5.6 演習問題

第 6 章 インプリメンテーション
 6.1 実装段階のための例題―座席予約
 6.2 インプリメンテーションの記法
 6.3 ライブラリ
 6.4 詳細化の正当性検証
 6.5 ツールを使った整合性と正当性の検証
 6.6 輸入における事前条件の役割
 6.7 演習問題

第 7 章 事例研究
 7.1 アドホックネットワーク
 7.2 題材の概要
 7.3 モデル化の方針
 7.4 モデル1
 7.5 モデル2

第 8 章 次のステップ
 8.1 B メソッドのまとめ
 8.2 Event-B

参考文献
付録 A 演習問題の解答
付録 B B言語の記号
付録 C Bによる事例研究の記述
索  引

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著者紹介

シリーズ監修者

本位田 真一(ほんいでん しんいち)
1978 年 早稲田大学大学院理工学研究科博士前期課程修了
1978 年 株式会社東芝
国立情報学研究所教授・東京大学大学院情報理工学系研究科教授 工学博士


監修者・著者紹介(※は監修者)

中島 震(なかじま しん)(※)
1981年 東京大学大学院理学系研究科修士課程修了
国立情報学研究所教授・総合研究大学院大学教授 学術博士
この間,科学技術振興機構さきがけ研究員(兼任)、北陸先端科学技術大学院大学客員教授を歴任。
形式手法、自動検証、ソフトウェア・モデリング、などの研究に従事。

来間 啓伸(くるま ひろのぶ)
1983年 広島大学大学院理学研究科博士課程前期修了
1984年 株式会社日立製作所
2006年 総合研究大学院大学複合科学研究科修了 博士(学術)
株式会社日立製作所システム開発研究所・国立情報学研究所特任教授、ソフトウェア工学の研究に従事。
形式手法、コンピュータ・セキュリティ、自律分散システムに興味を持つ。

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