高専のCAE教育から学び、技術開発・社会実装に役立てる!
2023年7月21日
インプレスグループで理工学分野の専門書出版事業を手掛ける株式会社近代科学社は、2023年7月21日に、近代科学社Digitalレーベル(※)より、『KOSEN発 未来技術の社会実装―高専におけるCAEシミュレーションの活用―』(著者: 板谷 年也、吉岡 宰次郎、橋本 良介)を発行いたしました。
(※近代科学社Digitalとは : 近代科学社が著者とプロジェクト方式で協業する、デジタルを駆使したオンデマンド型の出版レーベルです。詳細はこちらもご覧ください https://www.kindaikagaku.co.jp/kdd/scheme/)
【書名】 | KOSEN発 未来技術の社会実装―高専におけるCAEシミュレーションの活用― |
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【著者】 | 板谷 年也、吉岡 宰次郎、橋本 良介 |
【仕様】 | A5判・並製・印刷版モノクロ/電子版一部カラー・本文178頁 |
【本体価格】 | 【印刷版基準価格】:2,400円(税抜) 【電子版基準価格】:2,400円(税抜) |
【ISBN】 | 978-4-7649- 6059-6 C3054 |
内容紹介
本書は、これから卒業研究に取り組む高専生や若手技術者にまず読んでもらいたいという気持ちで執筆されました。第1章では、高専のCAE教育の現状と課題を解説します。第2章では、電磁気を応用した探傷試験法(渦電流探傷・漏洩磁束探傷)を解説します。第3章では、磁気光学イメージングを解説します。第4章では、未来技術の社会実装の高度化に向けた取り組みを解説します。
読者の皆様には高専の教育研究を広く知っていただくとともに、本書を若手技術者の方の技術開発やCAE教育にお役立ていただければ幸いです。
・電磁気による試験法を丁寧に解説!
・CAEシミュレーションを活用した高専の研究事例を掲載!
・磁気光学イメージングの原理から研究成果まで網羅!
・ロボットやAI検査技術の社会実装に向けた取り組みを紹介!
著者紹介
板谷 年也(いたや としや)博士(工学)
鈴鹿工業高等専門学校電子情報工学科准教授
2002年 鈴鹿工業高等専門学校専攻科電子機械工学専攻修了
2013年 山口大学大学院理工学研究科物質工学系専攻博士後期課程修了
2012年 鈴鹿工業高等専門学校電子情報工学科助教
2015年 鈴鹿工業高等専門学校電子情報工学科講師
2017年 鈴鹿工業高等専門学校電気電子工学科准教授(現職)
専門は,計測工学,非破壊検査工学など。
吉岡 宰次郎(よしおか さいじろう)
博士(工学)
鳥羽商船高等専門学校情報機械システム工学科准教授
2015年 大分大学大学院工学研究科博士前期課程機械・エネルギーシステム工学専攻修了
2018年 大分大学大学院工学研究科博士前期課程物質生産工学専攻修了
同年 鳥羽商船高等専門学校電子機械工学科(現情報機械システム工学科)助教
2022年 鳥羽商船高等専門学校情報機械システム工学科准教授(現職)
専門は,電磁気学,材料力学,破壊工学。
橋本 良介(はしもと りょうすけ)
博士(工学)
鈴鹿工業高等専門学校電気電子工学科講師
2011年 鈴鹿工業高等専門学校専攻科電子機械工学専攻修了
2015年 豊橋技術科学大学日本学術振興会特別研究員(DC2)
2016年 豊橋技術科学大学大学院工学研究科電気・電子情報工学専攻博士後期課程修了
同年 鈴鹿工業高等専門学校電気電子工学科助教
2020年 鈴鹿工業高等専門学校電気電子工学科講師(現職)
専門は,磁気工学,薄膜工学など。
目次
第1章 国立高等専門学校のCAE教育の現状と課題1.1 CAEシミュレーション教育の現状
1.2 CAEシミュレーション教育の課題
1.3 CAEシミュレーション教育の今後の展開
1.4 電磁界CAEシミュレーション
1.5 高専研究ネットワークの活動
第2章 電磁気を応用した探傷試験法
2.1 電磁気現象を利用した非破壊評価について
2.2 渦電流探傷試験法について
2.3 海中送水管の寿命判断技術の開発
2.4 スマート渦電流センサの開発
2.5 構造物材料の材質検査と残留磁気の応用
第3章 磁気光学イメージング
3.1 磁気光学イメージングの原理
3.2 磁気光学イメージングの解析事例
3.3 磁気光学イメージングの実験事例
3.4 磁性フォトニック結晶と磁気光学イメージング
3.5 フレキシブル磁性ガーネット膜の形成
第4章 未来技術の社会実装教育の高度化に向けて
4.1 高度非破壊検査技術者の必要性
4.2 高度非破壊検査人材育成のための教材パッケージの開発
4.3 スマートグラスと非破壊検査
4.4 深層生成モデルを用いた磁気光学イメージング
4.5 まとめ
【近代科学社Digital】
近代科学社Digitalは、株式会社近代科学社が推進する21世紀型の理工系出版レーベルです。デジタルパワーを積極活用することで、オンデマンド型のスピーディで持続可能な出版モデルを提案します。【株式会社 近代科学社】
株式会社近代科学社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:大塚浩昭)は、1959年創立。数学・数理科学・情報科学・情報工学を基軸とする学術専門書や、理工学系の大学向け教科書等、理工学専門分野を広くカバーする出版事業を展開しています。自然科学の基礎的な知識に留まらず、その高度な活用が要求される現代のニーズに応えるべく、古典から最新の学際分野まで幅広く扱っています。また、主要学会・協会や著名研究機関と連携し、世界標準となる学問レベルを追求しています。
【インプレスグループ】
株式会社インプレスホールディングス(本社:東京都千代田区、代表取締役:松本大輔、証券コード:東証スタンダード市場9479)を持株会社とするメディアグループ。「IT」「音楽」「デザイン」「山岳・自然」「航空・鉄道」「モバイルサービス」「学術・理工学」を主要テーマに専門性の高いメディア&サービスおよびソリューション事業を展開しています。
さらに、コンテンツビジネスのプラットフォーム開発・運営も手がけています。
【お問い合わせ先】
株式会社近代科学社TEL:03-6837-4828
電子メール: kdd-qa@kindaikagaku.co.jp