【潜入!印刷工場見学ツアー】
お天気にも大変恵まれた6月末日に、長野県松本市にある
藤原印刷さまの仕事場に伺わせて頂きました。
今回はどのように本が出来上がっているかをご紹介したいと思います!
弊社の多くの出版物でお世話になっている長野県松本市に本社を構える藤原印刷さま。
印刷工場が併設されているとは思えないような素敵な佇まいの門をくぐると
先代がお使いになられていたタイプライターが目に付きます。
「一文字一文字に心をこめ、一冊一冊を大切にして本をつくる」という
藤原印刷さまの会社理念「心刷」を感じ取ることができます。
さらに階段を上がると踊り場に《藤原印刷漢字辞典》と書かれた
見たこともない漢字がいくつも貼ってあります。
なんとこれは会社理念を体現する造字だそうです。
印刷工場が併設されているとは思えないような素敵な佇まいの門をくぐると
先代がお使いになられていたタイプライターが目に付きます。
「一文字一文字に心をこめ、一冊一冊を大切にして本をつくる」という
藤原印刷さまの会社理念「心刷」を感じ取ることができます。
さらに階段を上がると踊り場に《藤原印刷漢字辞典》と書かれた
見たこともない漢字がいくつも貼ってあります。
なんとこれは会社理念を体現する造字だそうです。
弊社一同、見入ってしまいました!
こんな辞書が実際にあっても面白いですね。
こんな辞書が実際にあっても面白いですね。
《Ⅰ》組版の作成
みなさまに頂きました原稿は、TeXなどを用いて組版、つまりレイアウトをしていきます。
著者様、編集、そして藤原印刷様でゲラを完成させていきます。
弊社の組版を担当して下さっているオペレーターの皆様には
改めて感謝申し上げます。
《Ⅱ》製版作業
印刷用の版、刷版を作っていきます。藤原印刷さまでは、アルミ板にレーザーでデータを焼き付けて製版するそうです。
製版してしまうと、これ以降の修正はできないため、
製版前にも改めてデータの確認をしていらっしゃいました。
さらに刷版に指紋や傷がないかも一枚一枚、
丁寧に確認をされておりました。
刷版機:この機械で組版データをアルミ板に焼き付けます
藤原印刷さまでは、印刷に最適な温度や湿度を自動で保ち、
さらに虫などが入らないよう気圧まで管理しているそうです。
今回は、今月末発売予定の『Rではじめるケモ・マテリアルズ・インフォマティクス』の
本文、表紙、カバーの出来上がりを順にご紹介いたします。
《Ⅲ》印刷作業
いよいよ印刷工程に入っていきます!藤原印刷さまでは、印刷に最適な温度や湿度を自動で保ち、
さらに虫などが入らないよう気圧まで管理しているそうです。
今回は、今月末発売予定の『Rではじめるケモ・マテリアルズ・インフォマティクス』の
本文、表紙、カバーの出来上がりを順にご紹介いたします。
【本文】
印刷機:本文印刷 1時間に10000~14000回転もするそう!
本文印刷チェック:文字化けや紙面の汚れがないかなどを確認していきます。
そして、出来立ての本文です!
裁断前なので、大きく感じます(笑)
裁断前なので、大きく感じます(笑)
【カバー】
カバーの試し刷り中:こちらの動画はぜひ弊社Twitterをご覧ください♪
URL https://twitter.com/kindaikagakusha/status/1547093529511751680
URL https://twitter.com/kindaikagakusha/status/1547093529511751680
そして、出来立てカバーです!
このあと1時間半ほどインクが乾くのを待ちます。
このあと1時間半ほどインクが乾くのを待ちます。
【表紙】
こちらが指定したカバー色のインク作りからするそうです。
特色作成中:昔はこの作業を計量カップで計っていたそうです。
インクを混ぜ合わせていきます。
プロの技が光るこちらはぜひ動画でご覧ください♪
URL https://twitter.com/kindaikagakusha/status/1544186075601850368
プロの技が光るこちらはぜひ動画でご覧ください♪
URL https://twitter.com/kindaikagakusha/status/1544186075601850368
練りあがったインクの色味をチェックします。
必要に応じて、ローラの回転量や壺の出る量を調整するそうです。
必要に応じて、ローラの回転量や壺の出る量を調整するそうです。
表紙の印刷チェック:印刷範囲のズレの有無や、色味を念入りに確認していきます。
最後にカバーを巻くなど装丁作業を行います。
《Ⅳ》断裁、製本、装丁作業
印刷した紙をページに合わせて断裁して製本を行い、最後にカバーを巻くなど装丁作業を行います。
皆さま、いかがだったでしょうか?
多くの人の手を経て、初めて1冊の本ができあがるのですね。
藤原印刷さまでは、今回ご紹介した印刷機以外にも、
UV印刷機や超高性能のインクジェットプリンターなど、
枚数や納期などお客様の要望ごとに使い分けているそうです。
大型印刷機に感動はしたのはもちろんですが、
それを使用される担当者の方々が大変丁寧に
確認作業を何度もされていたことがいちばん印象的でした。
またどの担当者の方もとても熱心に説明して下さり、
大変有意義な一日となりました。
最後になりますが、弊社担当の蓼沼様、さらに工場長の杉本様をはじめ、
皆様のおかげで大変貴重な体験をさせていただきました。
誠にありがとうございました。
これからもどうぞよろしくお願いいたします!
そしてこちらの『Rではじめるケモ・マテリアルズ・インフォマティクス』は、
7月30日に発売予定となっております!
多くの人の手を経て、初めて1冊の本ができあがるのですね。
藤原印刷さまでは、今回ご紹介した印刷機以外にも、
UV印刷機や超高性能のインクジェットプリンターなど、
枚数や納期などお客様の要望ごとに使い分けているそうです。
大型印刷機に感動はしたのはもちろんですが、
それを使用される担当者の方々が大変丁寧に
確認作業を何度もされていたことがいちばん印象的でした。
またどの担当者の方もとても熱心に説明して下さり、
大変有意義な一日となりました。
最後になりますが、弊社担当の蓼沼様、さらに工場長の杉本様をはじめ、
皆様のおかげで大変貴重な体験をさせていただきました。
誠にありがとうございました。
これからもどうぞよろしくお願いいたします!
そしてこちらの『Rではじめるケモ・マテリアルズ・インフォマティクス』は、
7月30日に発売予定となっております!
今回、藤原印刷さまで製造いただいた書籍はこちら!
Rではじめるケモ・マテリアルズ・インフォマティクス
【化学×デジタル人材になるための、標準かつ必須教科書!】
本書は新化学技術推進協会で開催されている「化学×デジタル人材育成講座」の講義資料を基に、ものづくりの現場において役立つRプログラミングを習得することを目指して構成されている。
準備編、統計・検定編、機械学習編、より高度な機械学習編の4部構成で順に学びながら、100本以上のプログラム演習を通してケモ・マテリアルズ・インフォマティクスの基礎を理解する。初学者のために陥りがちなトラブル対策や使用する関数を一覧で掲載するなど、痒いところに手が届く充実の一冊。
本書は新化学技術推進協会で開催されている「化学×デジタル人材育成講座」の講義資料を基に、ものづくりの現場において役立つRプログラミングを習得することを目指して構成されている。
準備編、統計・検定編、機械学習編、より高度な機械学習編の4部構成で順に学びながら、100本以上のプログラム演習を通してケモ・マテリアルズ・インフォマティクスの基礎を理解する。初学者のために陥りがちなトラブル対策や使用する関数を一覧で掲載するなど、痒いところに手が届く充実の一冊。
【株式会社 近代科学社】
株式会社近代科学社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:大塚浩昭)は、1959年創立。数学・数理科学・情報科学・情報工学を基軸とする学術専門書や、理工学系の大学向け教科書等、理工学専門分野を広くカバーする出版事業を展開しています。自然科学の基礎的な知識に留まらず、その高度な活用が要求される現代のニーズに応えるべく、古典から最新の学際分野まで幅広く扱っています。また、主要学会・協会や著名研究機関と連携し、世界標準となる学問レベルを追求しています。