【本当は数学会で出版社がおすすめしたかった本フェア】を
実施している神保町の書泉グランデさんで、
長らく理工書コーナーをご担当されている布川 路子さんにお話を伺ってきました。
以下、「 」内は布川さんコメント。
実施している神保町の書泉グランデさんで、
長らく理工書コーナーをご担当されている布川 路子さんにお話を伺ってきました。
以下、「 」内は布川さんコメント。
◇フェア開催のきっかけは何でしょうか?
「一般社団法人日本数学会主催の「日本数学会2022年度年会」の現地開催が中止されたことを受け、朝倉書店さんから声がかかり、
はじめてこのような形でフェアを開催することとなりました。
朝倉書店、岩波書店、共立出版、日本評論社、丸善出版、近代科学社の6社が
出品を予定していた書籍+αを4月24日(日)まで特設コーナーに陳列しています。」
◇+αとは!?
「同じ作者や、同じ分野の書籍も一緒にフェアで取り扱っております。例えば、近代科学社であれば、『数学を旅するための群論・環論演習』
『ストラング:線形代数とデータサイエンス』『ストラング:線形代数イントロダクション』も
特設コーナーに並んでおります。」
◇布川さんのお名前が書かれた本を発見!
「『数学文化 第37号』(日本評論社、日本数学協会 編集)にエッセイが掲載されました。もしよろしければこちらもチェックしてみてください。(…恥ずかしい!!)」
◇ズバリ!書泉グランデさんの推しは何ですか?
「書泉グランデのお客様は、趣味を極めた方が多くいらっしゃいます。理工書コーナーで言えば、専門的知識をおもちの方が多いです。
そのため、ほかの書店さんではほぼ見かけないような
書泉グランデにしかない書籍も取り扱っております。
ほかにも、みなさんがご存知の『チャート式』(数研出版)のクリアファイルや、
「博物ふぇすてぃばる!」(https://www.hakubutufes.info/)で
出展されていたグッズなども数多く販売しております。」
◇最後に一言お願いします。
「書泉グランデでは、数か月ごとに色々なフェアを実施しております。しっかりと感染対策を行っておりますので、足を運んでいただけると嬉しいです!」
布川さんお忙しいところ、まことにありがとうございました。
営業時間やフェアについてなど、詳しくは書泉グランデのWebサイトをご覧ください。
今回、近代科学社が出展した書籍はこちら!
-
離散幾何学フロンティア
秋山仁先生が独自に考案・発見した定理を収録!
数学伝道師、秋山仁先生の離散幾何学の書である。
「離散幾何学」は、離散数学(グラフ理論、組合せ論など)をはじめ、物質設計、数理ゲーム、パズル、さらには芸術作品に至るまで、広い応用があることで知られている。
本書は著者の業績である、タイル張りや変身図形の設計技術を様々な数学的アイデアによって展開し、新しい理論(定理とその証明)が作られていくプロセスや、具体的な応用を示している。独自に考案・発見した多数の離散幾何学の定理を約1、000点におよぶ図版を用いて詳細に述べられている。また、読者が学習しやすいよう章末に練習問題等を配している。 -
世界標準MIT教科書 ストラング:線形代数とデータサイエンス
データサイエンティストが知っているべき,情報時代に必須の線形代数教科書!
本書は,『ストラング:線形代数イントロダクション』の原著者ギルバート・ストラングMIT教授が,データサイエンスの基礎を成す数学(線形代数,確率・統計,最適化)を解説した専門書.
データサイエンスの要となるのはニューラルネットワークおよび深層学習であり,その根幹を理解するために線形代数を深く学ぶことが重要となる.深層学習の解説書は多数あるが,その根底にある数学まで徹底的に解説した書籍はほとんどない.
本書は,線形代数の発展的教科書として,またデータサイエンティストを志す読者が線形代数を学ぶための教科書としてふさわしい一冊である. -
新訂版 数学用語 英和辞典
統計学やデータサイエンス系の用語も網羅.1154名の著名学者を掲載!
本書は,2013年に刊行した『数学用語 英和辞典』の増補版である.いま社会的に必要とされている統計学やデータサイエンス系の用語を大幅に追加し,全体では数学・数学史・数学教育・応用数学・情報/離散数学・統計学・保険数学・経済数学などの分野で用いられる数学用語を網羅した.また,数学者を中心とする著名学者についても,現役のキーパーソンまで含めて総計千百名以上を掲載.さらに,新たに英-和見出しを反転させた和-英索引を付け,日本語から数学用語を引くことも可能にした.
【株式会社 近代科学社】
株式会社近代科学社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:大塚浩昭)は、1959年創立。数学・数理科学・情報科学・情報工学を基軸とする学術専門書や、理工学系の大学向け教科書等、理工学専門分野を広くカバーする出版事業を展開しています。自然科学の基礎的な知識に留まらず、その高度な活用が要求される現代のニーズに応えるべく、古典から最新の学際分野まで幅広く扱っています。また、主要学会・協会や著名研究機関と連携し、世界標準となる学問レベルを追求しています。