2022年1月27日
インプレスグループで理工学分野の専門書出版事業を手掛ける株式会社近代科学社は、2022年1月28日に、『一般教養としての人工知能入門』(著者:上野 晴樹)を発行いたしました。
一般教養としての人工知能入門
人工知能(AI)の第3次ブームが来ていると言われて久しいが、ディープラーニングを中心とした機械学習による本格的な社会実装が始まっているのが大きな特徴でもある。
2021年度より文・理の区別なく大学初学年からAIに関する教育が実施されることが文科省で決まり、AI技術は本格的な過渡期に突入しようとしている。
そこで本書では、文系学生を含めた様々な分野の読者に必須の教科書とするべく、AIの基礎から応用までを体系的に、ほぼ数式なしで解説した。
AIと社会とのつながりやAIの限界などについても、これまでの研究の歴史を踏まえて紹介している。
2021年度より文・理の区別なく大学初学年からAIに関する教育が実施されることが文科省で決まり、AI技術は本格的な過渡期に突入しようとしている。
そこで本書では、文系学生を含めた様々な分野の読者に必須の教科書とするべく、AIの基礎から応用までを体系的に、ほぼ数式なしで解説した。
AIと社会とのつながりやAIの限界などについても、これまでの研究の歴史を踏まえて紹介している。
【書名】 | 一般教養としての人工知能入門 |
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【著者】 | 上野 晴樹 |
【仕様】 | A5判・並製・208頁 |
【本体価格】 | 2,100円(税込2,310円) |
【ISBN】 | 978-4-7649-0638-9 C3004 |
内容紹介
近年では人工知能(AI)の第3次ブームが来ていると言われ、ディープラーニングを中心とした機械学習による本格的な社会実装が始まろうとしています。2021年度より文・理の区別なく大学初学年からAIに関する教育が実施されることが文科省で決まり、AI技術は本格的な過渡期に入っていきます。
そこで本書では、文系学生を含めた様々な分野の読者に向けて、「人工知能が体系的に学べる定番教科書」とするべく、AIの基礎から応用までをほぼ数式なしで解説しています。
AIと社会とのつながり、AIの限界についても、これまでの研究の歴史を踏まえて丁寧に解説していることから、大学初学年の学生にも理解しやすい構成です。
著者紹介
上野 晴樹(うえの はるき)国立情報学研究所名誉教授、総合研究大学院大学名誉教授、日本工学アカデミー会員、工学博士(電気工学)
専門:人工知能、コンピュータ科学、教育工学、システム工学
略歴
1964年 防衛大学校電気工学科卒
1971年 青山学院大学理工学部講師
1981年 東京電機大学理工学部教授
2000年 国立情報学研究所教授
2001年 東京大学大学院理工学研究科教授
2002年 総合研究大学院大学情報学専攻教授
この間、1979–1980年 米国ミズーリ大学医学情報学研究所招聘研究員、1991–1993年 中国鎮江船舶学院客員教授。ミズーリ大学で医学AIプロジェクトに参加、帰国後汎用知識システム開発言語の開発と商品化、対象モデルの提案(発明)およびこれによるプログラム理解システム、知能共生ロボットの研究開発、米国バンダービルト大学ロボット研究所との国際共同研究。1985年 人工知能学会設立発起人・理事、国際会議JCKBSE創設、など。
主な著書
知識工学入門(1985、オーム社)、知識の表現と利用(共著、1987、オーム社)、エキスパート・システム(1988、オーム社)、詳説 人工知能―アルファ碁を通して学ぶディープラーニングの本質と知識ベースシステム(2019、オーム社)、など。
受賞:ミズーリ大学優秀客員研究員(1980)、技術科学図書文化賞優秀賞(1985)、人工知能学会功労賞(1996)、電子情報通信学会フェロー称号(2001)、など。
目次
1 AI(人工知能)とその周辺1.1 AIリテラシー
1.2 文化・文明とAI
1.3 サイエンス・テクノロジー・エンジニアリングとAI
1.4 哲学とAI
1.5 この章のまとめ
2 認知科学とAI
2.1 認知科学とは
2.2 心理学
2.3 実験心理学と強化学習
2.4 認知科学の主なテーマ
2.5 認知心理学
2.6 認知心理学の応用:意思決定の科学
2.7 認知科学の二つの対立したアプローチ: シンボリズムとコネクショニズム
2.8 この章のまとめ
3 学習と言語とAI
3.1 学習とは
3.2 「言語の起源」と進化と学習
3.3 機械学習と人間の学習
3.4 この章のまとめ
4 AI(人工知能)とは
4.1 AIの定義
4.2 シンボリズム、コネクショニズムとエージェント
4.3 この章のまとめ
この章の問題
5 AI技術の基礎
5.1 AI技術の考え方:シンボリズム、コネクショニズムとエージェント
5.2 シンボリズム型AIの基礎技術
5.3 コネクショニズム型AIの基礎技術
5.4 エージェント型AIの基礎技術
5.5 この章のまとめ
6 社会とAI
6.1 生活の中で使われているAI
6.2 自律システムと安全
6.3 AI研究の展望
6.4 この章のまとめ
用語集
索引
【株式会社 近代科学社】
株式会社近代科学社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:大塚浩昭)は、1959年創立。数学・数理科学・情報科学・情報工学を基軸とする学術専門書や、理工学系の大学向け教科書等、理工学専門分野を広くカバーする出版事業を展開しています。自然科学の基礎的な知識に留まらず、その高度な活用が要求される現代のニーズに応えるべく、古典から最新の学際分野まで幅広く扱っています。また、主要学会・協会や著名研究機関と連携し、世界標準となる学問レベルを追求しています。
【インプレスグループ】
株式会社インプレスホールディングス(本社:東京都千代田区、代表取締役:松本大輔、証券コード:東証1部9479)を持株会社とするメディアグループ。「IT」「音楽」「デザイン」「山岳・自然」「航空・鉄道」「モバイルサービス」「学術・理工学」を主要テーマに専門性の高いメディア&サービスおよびソリューション事業を展開しています。さらに、コンテンツビジネスのプラットフォーム開発・運営も手がけています
【お問い合わせ先】
株式会社近代科学社
TEL : 03-6837-4828
電子メール: reader@kindaikagaku.co.jp