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工学

未来を創るナノ・サイエンス&テクノロジー 第4巻

ナノバイオ・メディシン細胞核内反応とゲノム編集

著者, 編集 宇理須 恒雄
著者 佐久間 哲史
著者 高田 望
著者 竹中 繁織
著者 小澤 岳昌
著者 吉村 英哲
著者 胡桃坂 仁志
著者 越阪部 晃永
著者 原田 昌彦
著者 束田 裕一
著者 宮成 悠介
著者 塩見 美喜子
著者 大西 遼

著者紹介

ナノ・テクノロジーは日本を救う!!
 本シリーズは、これからの技術立国日本を背負って立つ学部生・新人技術者以上を対象とし、彼らに次世代の技術基盤となる本物のナノテクノロジー(true nano)を正しく理解・活用してもらうことを目指して、ナノ学会と小社が共同企画した。
 本書は、ゲノム編集をキーに,まだ完全解明にいたらない遺伝子発現の解明に向けた取組みや,DNA改変という夢の手法に挑む最新研究を紹介する。

電子書籍¥3,960 小売希望価格(税込)

紙の書籍¥3,960定価(税込)

基本情報

発売日 2017年5月29日
本体価格 3,600円
ページ数 232 ページ ※印刷物
サイズ A5
ISBN 9784764950283
ジャンル 工学
タグ 化学
電子書籍形式 固定型

主要目次

1.バイオ領域に挑むナノテク
2.遺伝子ひしめく核内の科学
3.遺伝子発現の新常識
4.ぬり替わる! RNA の姿
5.「DNA 改変」の時代へ

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著者紹介

宇理須 恒雄(うりす つねお)
【1.1 節 担当】
1968 年 東京大学理学部化学科 卒業
1973 年 東京大学理学系大学院化学科 修了・理学博士
同 年 日本電信電話公社武蔵野電気通信研究所 研究員
1983 年 日本電信電話(株)LSI 研究所 研究員・グループリーダー
1992 年 自然科学研究機構 分子科学研究所 教授
2011 年 名古屋大学革新ナノバイオデバイス研究センター 特任教授
2015 年 名古屋大学グリーンモビリテイ連携研究センター 客員教授
2016 年 名古屋大学未来社会創造機構 客員教授
現在に至る.

佐久間 哲史(さくま てつし)
【1.2 節,5.1 節 担当】
2008 年 広島大学理学部生物科学科 卒業
2012 年 広島大学大学院理学研究科数理分子生命理学専攻 博士課程後期修了・博士(理学)
同 年 日本学術振興会 特別研究員 PD
2013 年 広島大学大学院理学研究科 特任助教
2015 年 広島大学大学院理学研究科 特任講師
同 年 文部科学省 研究振興局 ライフサイエンス課 生命倫理・安全対策室 学術調査
官(兼任)
現在に至る.
主要著書
MMEJ-assisted gene knock-in using TALENs and CRISPR/Cas9 with the PITCh systems(筆頭
著者・責任著者,Nature Protocols,2016 年)
MMEJ-mediated integration of donor DNA in cells and animals using TALENs and CRISPR/Cas9
(責任著者,Nature Communications,2014 年)
Multiplex genome engineering in human cells using all-in-one CRISPR/Cas9 vector system(筆
頭著者・責任著者,Scientific Reports,2014 年)
『今すぐ始めるゲノム編集(実験医学別冊)』(共著,羊土社,2015 年)
『論文だけではわからない ゲノム編集成功の秘訣 Q&A(実験医学別冊)』(共著,羊土社,2014 年)

高田 望(たかた のぞむ)
【1.2 節,5.2 節 担当】
2004 年 名古屋大学理学部生命理学科 卒業
2009 年 大阪大学大学院理学研究科生物科学専攻 博士後期課程修了・理学博士
同 年 東京大学大学院医学系研究科ゲノム医学講座 研究員
同 年 理化学研究所 発生再生科学総合研究センター 器官発生グループ 研究員
2014 年 理化学研究所 発生再生科学総合研究センター 立体組織形成研究チーム 研究員
2016 年 Center for Vascular and Developmental Biology, Feinberg Cardiovascular Research
Institute, ノースウェスタン大学 研究員
現在に至る.
主要著書
Emergence of dorsal-ventral polarity in ESC-derived retinal tissue(共著,Development,2016 年)
Specification of embryonic stem cell-derived tissues into eye fields by Wnt signaling using rostral diencephalic tissue-inducing culture(筆頭著者,Mechanisms of Development,2016 年)
Establishment of functional genomics pipeline in mouse epiblast-like tissue by combining tran‐scriptomic analysis and gene knockdown/knockin/knockout, using RNA interference and CRISPR/Cas9(筆頭著者,Human Gene Therapy,2016 年)
Self-formation of optic cups and storable stratified neural retina from human ESCs(共著,Cell
Stem Cell,2012 年)
Self-organizing optic-cup morphogenesis in three-dimensional culture(共著,Nature,2011 年)

竹中 繁織(たけなか しげおり)
【2.1 節 担当】
1982 年 九州工業大学環境工学科 卒業
1984 年 九州大学大学総合理工学科分子工学専攻 博士前期課程修了
1986 年 九州大学大学総合理工学科分子工学専攻 博士後期課程中退
同 年 九州大学工学部 助手
1988 年 工学博士(九州大学)
1991 年 九州工業大学助教授情報工学部 転任
1994 1995 年 Georgia State University (USA) 博士研究員
1995 年 九州大学工学部 助教授
2005 年 九州工業大学工学部 教授
2006 年 九州工業大学バイオマイクロセンシング技術研究センター センター長
現在に至る.
主要著書
Biomarkers in Disease : Methods, Discoveries and Applications(共著,Springer,2015 年)

小澤 岳昌(おざわ たけあき)
【2.2 節 担当】
1993 年 東京大学理学部化学科 卒業
1995 年 東京大学大学院理学系研究科化学専攻 修士課程修了
1998 年 同 博士課程修了・博士(理学)
同 年 東京大学大学院理学系研究科化学専攻 助教
2002 年 同 講師
2005 年 自然科学研究機構 分子化学研究所 助教授
2007 年 東京大学大学院理学系研究科 教授
現在に至る.
主要著書
『光る遺伝子』(監訳,丸善株式会社,2009 年)

吉村 英哲(よしむら ひであき)
【2.2 節 担当】
2001 年 京都大学工学部工業化学科 卒業
2003 年 京都大学大学院工学研究科分子工学専攻 修士課程修了
2007 年 総合研究大学院大学物理科学研究科構造分子化学専攻 博士後期課程修了・博士(理学)
同 年 JST-ICORP 博士研究員(京都大学再生医科学研究所)
2009 年 東京大学大学院理学系研究科化学専攻 特任助教
2015 年 東京大学大学院理学系研究科化学専攻 助教
現在に至る.

胡桃坂 仁志(くるみざか ひとし)
【3.1 節 担当】
1989 年 東京薬科大学薬学部 卒業
1995 年 博士(学術)(埼玉大学)
同 年 アメリカ合衆国国立保健研究所 (NIH) 博士研究員
1997 年 理化学研究所 細胞情報伝達研究室 研究員
2003 年 早稲田大学理工学部電気・情報生命工学科 助教授
2007 年 早稲田大学先進理工学部電気・情報生命工学科 准教授
2008 年 早稲田大学先進理工学部電気・情報生命工学科 教授
現在に至る.
主要著書
『イラストでみるやさしい先端バイオ』(羊土社,2002 年)
『基本がわかれば面白い!バイオの授業』(羊土社,2006 年)

越阪部 晃永(おさかべ あきひさ)
【3.1 節 担当】
2007 年 早稲田大学理工学部電気・情報生命工学科 卒業
2009 年 早稲田大学先進理工学研究科電気・情報生命専攻 修士課程修了
2012 年 博士(理学)(早稲田大学)
同 年 早稲田大学先進理工学部電気・情報生命工学科 助手
2013 年 早稲田大学理工学術院 助教
2015 年 早稲田大学理工学術院研究院 助教
2016 年 グレゴール・メンデル研究所 博士研究員
現在に至る.
主要著書
『エピジェネティクスの構造基盤』(筆頭著者,羊土社,2014 年)

原田 昌彦(はらた まさひこ)
【3.2 節 担当】
1984 年 東北大学理学部生物学科 卒業
1989 年 東北大学大学院農学研究科農芸化学専攻 博士後期課程修了・農学博士
同 年 東北大学大学院農学研究科生物化学研究室 助手
2002 年 同 助教授
2007 年 同 准教授
現在に至る.
この間,1992 年より 1994 まで,ウィーン大学がん研究所に滞在
主要著書
『クロマチンレベルの転写制御機構』(共著,朝倉書店,2005 年)
『細胞核―遺伝情報制御と疾患』(共著,羊土社,2009 年)

束田 裕一(つかだ ゆういち)
【3.3 節 担当】
1998 年 東京工業大学生命理工学部生命理学科 卒業
2003 年 東京工業大学大学院生命理工学研究科生体システム専攻 博士課程修了・博士(理学)
同 年 ノースカロライナ大学 研究員
2006 年 九州大学生体防御医学研究所 助手
2009 年 科学技術振興機構さきがけ研究者(兼任)
2011 年 九州大学生体防御医学研究所 准教授
2014 年 九州大学稲盛フロンティア研究センター 教授
現在に至る.
主要著書
DNA and Histone Methylation as Cancer Targets(編者,Springer Nature, in press)
『遺伝子発現機構「クロマチン,転写,エピジェネティクス」』(共著,化学同人社,2017 年)
Epigenetics 2nd edition(共著, Cold Spring Harbor Press,2015 年)
『エピジェネティクス』(共著,化学同人社,2013 年)

宮成 悠介(みやなり ゆうすけ)
【3.4 節 担当】
2001 年 九州大学薬学部 卒業
2006 年 京都大学生命科学研究科 修了・博士(生命科学)
2009 年 国立遺伝学研究所 博士研究員
2014 年 フランス国立科学研究センター (IGBMC) 博士研究員
2014 年 自然科学研究機構 岡崎統合バイオサイエンスセンター 特任准教授
同 年 科学技術振興機構さきがけ研究員
現在に至る.

塩見 美喜子(しおみ みきこ)
【第 4 章 担当】
1984 年 岐阜大学農学部農芸化学科 卒業
1988 年 京都大学大学院農学研究科農芸化学専攻 修士課程修了
1994 年 農学博士(京都大学)
2003 年 医学博士(徳島大学)
1999 年 徳島大学ゲノム機能研究センター分子機能解析分野 助手,講師を経て助教授
2008 年 慶應義塾大学医学部分子生物学教室 准教授
2012 年 東京大学大学院理学系研究科生物化学専攻 教授(2014 年より生物科学専攻に改名)
現在に至る.
主要著書
『ノンコーディング RNA テキストブック 最新の医学・創薬研究,方法論とマイルストーン論文 200 報』(共著,羊土社,2015 年)

大西 遼(おおにし りょう)
【第 4 章 担当】
2014 年 東京大学理学部生物科学科 卒業
2016 年 東京大学大学院理学系研究科生物科学専攻 修士課程修

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