情報
自己組織化する複雑ネットワーク空間上の次世代ネットワークデザイン
災害に強いネットワークデザイン
今日我々は、確実に管理された様々なネットワークに囲まれて日常生活を営んでいる。インターネット、電力網、物流網、交通網しかりである。しかし、些細な出来事でこのネットワークは機能しなくなる。たとえば2003年北米東部大停電のきっかけは、送電線に樹木が接触したことによる。この脆弱性を克服するためには、頑健なネットワークのデザイン原理を新たに構築する必要がある。
本書は、この新たなネットワーク構築法の基本原理となる、ネットワークの自己組織化と空間上のネットワークに焦点をあて、その原理が理解できるよう解説する。
理解への一助となるよう、図やポイントのまとめ、章末コラムをもうけ、視覚的にも読みやすくしている。また、関連図書も246件掲載し読者の理解への橋渡しとしている。
ネットワークに係わる、コンピュータ科学、社会学、数理生物学、ビックデータサイエンティストには、必読の書である。
電子書籍¥2,970 小売希望価格(税込)
紙の書籍¥2,970定価(税込)
基本情報
発売日 | 2014年6月4日 |
---|---|
本体価格 | 2,700円 |
ページ数 | 184 ページ ※印刷物 |
サイズ | A5 |
ISBN | 9784764904606 |
ジャンル | 情報 |
タグ | ネットワーク科学, 教科書 |
電子書籍形式 | 固定型 |
主要目次
第1章 ネットワーク科学の意義
1.1 ネットワークってどんなもの?
1.2 社会的関係,電力網,宅配便,地下鉄もネットワーク
1.3 連鎖被害と社会インフラとしてのネットワーク
1.4 現実のネットワークにおける共通性
1.5 自律分散と自己組織化を理解しておこう
1.6 複雑系の単純性
1.7 さまざまな読者のために 書籍による水先案内
コラム1:自己組織化とは?
第2章 基本は成長するネットワーク
2.1 金持ちはより金持ちになる法則。
2.2 利己性の強弱でハブはどうなるの
2.3 指数と対数および微積分についての復習
2.4 最小次数と次数分布に基づく平均次数の近似
2.5 文献と、関連する話題
コラム2:べき乗分布より対数正規分布が自然
第3章 空間上にネットワークを構築する
3.1 ランダム位置のノード間距離を考慮した構築法
3.2 幾何学的な構築法
3.3 最適化による構築法
3.4 粘菌のようなリンク淘汰による構築法
3.5 文献と、関連する話題
コラム 3: Apollonius の円と和算における算額,
第4章 面の分割を繰り返す自己組織化
4.1 Delaunay 風SF ネットワーク
4.2 自己相似な分割に基づく MSQ ネットワーク
4.3 一般化 MSQ ネットワーク
4.4 文献と、関連する話題
コラム 4:生物の餌探索における最適戦略
第5章 コピーして成長していく自己組織化
5.1 Duplication-Divergence (D-D) モデル
5.2 より性質の良いコピーの仕方を考えよう
5.3 文献と、関連する話題
コラム5:考古学におけるコピー進化
第6章 ビッグデータへの対処
6.1 中心人物 (ノード) は誰だ
6.2 大規模ネットにおける媒介中心性の求め方
6.3 ルーティング中心性への拡張
6.4 シミュレーションにおける確率計算の工夫
6.5 文献と、関連する話題
コラム6:最短木で根を交代しても駄目なんです
参考文献
索引
1.1 ネットワークってどんなもの?
1.2 社会的関係,電力網,宅配便,地下鉄もネットワーク
1.3 連鎖被害と社会インフラとしてのネットワーク
1.4 現実のネットワークにおける共通性
1.5 自律分散と自己組織化を理解しておこう
1.6 複雑系の単純性
1.7 さまざまな読者のために 書籍による水先案内
コラム1:自己組織化とは?
第2章 基本は成長するネットワーク
2.1 金持ちはより金持ちになる法則。
2.2 利己性の強弱でハブはどうなるの
2.3 指数と対数および微積分についての復習
2.4 最小次数と次数分布に基づく平均次数の近似
2.5 文献と、関連する話題
コラム2:べき乗分布より対数正規分布が自然
第3章 空間上にネットワークを構築する
3.1 ランダム位置のノード間距離を考慮した構築法
3.2 幾何学的な構築法
3.3 最適化による構築法
3.4 粘菌のようなリンク淘汰による構築法
3.5 文献と、関連する話題
コラム 3: Apollonius の円と和算における算額,
第4章 面の分割を繰り返す自己組織化
4.1 Delaunay 風SF ネットワーク
4.2 自己相似な分割に基づく MSQ ネットワーク
4.3 一般化 MSQ ネットワーク
4.4 文献と、関連する話題
コラム 4:生物の餌探索における最適戦略
第5章 コピーして成長していく自己組織化
5.1 Duplication-Divergence (D-D) モデル
5.2 より性質の良いコピーの仕方を考えよう
5.3 文献と、関連する話題
コラム5:考古学におけるコピー進化
第6章 ビッグデータへの対処
6.1 中心人物 (ノード) は誰だ
6.2 大規模ネットにおける媒介中心性の求め方
6.3 ルーティング中心性への拡張
6.4 シミュレーションにおける確率計算の工夫
6.5 文献と、関連する話題
コラム6:最短木で根を交代しても駄目なんです
参考文献
索引